動画の通信量(ギガ数)は1時間でどのくらい?種類別の目安と節約方法を解説

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アニメや映画など、様々な動画をスマホやタブレットで視聴するのが一般的になりました。しかし、動画の視聴には大量のデータ通信が発生します。動画を見ているうちに、いつの間にか通信制限がかかってしまったという方もいるのではないでしょうか。

本記事では、YouTube・動画ストリーミングサービス・SNSの3種類を例に、1時間に発生するデータ通信量をご紹介します。また、動画視聴時のデータ通信量を節約する方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

動画アプリの通信量(ギガ数)を確認する方法

スマホアプリのデータ通信量を確認する方法は、iPhoneとAndroidで異なります。それぞれの確認方法は以下のとおりです。

【iPhone】
1. 「設定」を開く
2. 「モバイル通信」を選択

iPhoneにインストールされているアプリの、現在までのデータ通信量が一覧で確認できます。

【Android】
1. 「設定」を開く
2. 「ネットワークとインターネット」の「インターネット」を選択
3. キャリアの横にある「設定アイコン」を選択
4. 上部にデータ使用量の合計が表示される
5. グラフや詳細情報を表示するには、「アプリのデータ使用量」をタップ

グラフで合計のデータ通信量が表示され、アプリごとのデータ通信量はグラフの下部に表示されます。特定の期間のみに限定してデータ通信量を確認したい場合、「↓」(下矢印)のアイコンをタップしましょう。

参照:Apple サポート「iPhone や iPad でモバイルデータ通信を利用する
参照:Android Magazine「データ使用量が気になる場合は Android のデータセーバーを使おう。そのメリットや設定方法を確認

【種類別】1時間に発生する動画の通信量(ギガ数)の目安

YouTube・動画ストリーミングサービス・SNSでの動画視聴時に、1時間で発生するデータ通信量の目安は以下のとおりです。

種類 1時間あたりのデータ通信量
YouTube 約0.3~8.8GB
動画ストリーミングサービス 約0.3~7.0GB
SNS 約0.42~0.54GB

それぞれのアプリ・サービスで発生するデータ通信量について、詳しく解説します。

YouTube動画の通信量

YouTubeのデータ通信量は、視聴する画質によって変動します。画質ごとの1時間のデータ通信量の目安は次のとおりです。

画質 1時間あたりのデータ通信量
4K 約8.8GB
1,080p 約2.1GB
720p 約1.1GB
480p 約0.5GB
360p 約0.3GB

YouTubeの場合、1時間あたりに発生するデータ通信量は画質によって異なり、0.3~8.8GBと大きな幅があります。高画質の動画を視聴する場合は通信制限がかかりやすくなるため、注意が必要です。

動画ストリーミングサービスの通信量

現在、数多くの動画ストリーミングサービスが提供されています。ここではNetflixを例に、1時間あたりのデータ通信量の目安を見ていきましょう。

画質 1時間あたりのデータ通信量
最大0.3GB
最大0.7GB
標準画質:最大1GB
高画質(HD):最大3GB
超高画質(UHD 4K):最大7GB
自動 利用中のインターネットの通信速度に応じて画質と通信量が変動

YouTubeと同じく、画質の変更によって発生するデータ通信量の調整が可能です。Netflixの場合、アカウントごとに下記の手順でデータ通信量の設定を変更できます。

1. ブラウザページのページ「アカウント」を開く
2. 「プロフィール」をクリックし、対象となるアカウントを選択
3. 「再生設定」をクリック
4. 変更したいデータ通信量を設定
5. 「保存」をクリック

参照:Netflixヘルプセンター「Netflixのデータ使用量を管理する方法

SNSの動画通信量

SNSのなかでも、動画投稿の多いInstagramとTikTokのデータ通信量の目安は以下のとおりです。

画質 1時間あたりのデータ通信量
Instagram(動画視聴) 約0.42GB
TikTok 約0.54GB

YouTubeや動画ストリーミングサービスに比べ、発生するデータ通信量はかなり低めにおさえられます。

動画の通信量(ギガ数)についてのユーザーの声

スマホやタブレットで動画を視聴している方を対象にアンケートを実施しました。

【アンケート概要】
調査時期:2024年9月30日~2024年10月4日
回答数:150件
調査手法:インターネット調査
調査対象:スマホやタブレットで動画を視聴している方
調査実施:インターネットリサーチ会社

動画視聴でデータ容量が足りなくなった経験の有無

「スマホやタブレットで動画を視聴していて、データ容量が足りなくなった経験の有無」について質問しました。

「データ容量が足りなくなったことがある」と回答したユーザーは全体の約30%でした。画質によっては大量のデータ通信が短時間で発生してしまうこともあり、動画が原因でデータ容量がなくなってしまった経験がある方も一定数いるようです。

動画を視聴する際にデータ容量を節約するために実施している対策「動画を視聴する際に、データ容量を節約するために実施している対策」についても質問しました。

<データ容量を節約するために実施している対策>(複数回答)

回答 割合
Wi-Fi接続時のみ視聴している 78.7%
動画の視聴時間を制限している 14.0%
大容量プランを契約している 13.3%
オフライン再生(ダウンロード)機能を活用している 10.0%
動画の画質を落として視聴している 7.3%
とくにない 7.3%
アプリの設定を変更している 2.7%
デバイスの設定を変更している 1.3%

80%近いユーザーが、「Wi-Fi接続時のみ視聴している」と回答していました。Wi-Fi接続時にのみ動画を視聴することで、スマホやタブレットのデータ容量の消費をおさえられます。

次いで多かった回答として、動画の視聴時間や契約プランを考慮しているという内容が見られました。動画の視聴時間の制限や大容量のプランの契約も、データ容量の節約に有効です。

動画の通信量(ギガ数)を節約する方法


データ通信量をおさえて動画の視聴を楽しみたい場合は、以下の3つの方法を試してみましょう。

動画の画質を落とす
動画のダウンロード機能を活用する
アプリの設定を変更する

それぞれの方法について詳しく解説します。

動画の画質を落とす

視聴する動画の画質を落とすことで、発生するデータ通信量をおさえられます。具体例として、ここではYouTubeで画質を変更する手順をご紹介します。

【視聴している動画の画質を落とす手順】
1. 動画のプレイヤー画面にある「設定アイコン」をタップ
2. 「画質」を選択
3. 設定したい画質を選択

【すべての動画の画質を変更する手順】
1. YouTubeのプロフィール写真を選択(自身のアカウントページを開く)
2. 「設定」を選択
3. 「動画の画質設定」を選択
4. 設定したい画質を選択

YouTubeの場合、画質は以下の4つの選択肢から選択できます。

画質 概要
自動(推奨) 視聴環境に適している画質に自動で変更する
高画質 高画質ではあるものの、データ通信量が増えたり、再生するまでに時間がかかったりする可能性がある
データセーバー 画質は低くなるものの、再生開始までの時間が速くなる可能性がある
詳細設定 解像度の形式を手動で選択できる

参照:YouTubeヘルプ「動画の画質を変更する

動画のダウンロード機能を活用する

事前に動画をダウンロードするのも有効な手段の一つです。例えばYouTubeでは、配信中のライブ以外の動画は、一時的に端末にダウンロードできます。ただしYouTubeの場合、動画をダウンロードするには、「YouTube Premium」への加入が必要になります。「YouTube Premium」は契約時に別途費用が発生するため、確認しておきましょう。

動画ストリーミングサービスやアプリなどによってダウンロードできる条件は異なるため、各サービス・アプリの機能を確認しましょう。

もちろん動画のダウンロードには大量のデータ通信が発生するため、自宅にいるときなど、Wi-Fi環境でダウンロードするよう、注意が必要です。

アプリの設定を変更する

アプリによっては、設定次第でデータ通信量をおさえられるケースもあります。YouTubeの「YouTube Premium」による動画広告のカットやInstagramの「データ節約モード」、TikTokの「データセーバー」などが該当します。

Instagramの「データ節約モード」、TikTokの「データセーバー」の設定手順は次のとおりです。

【Instagram】(iPhoneの場合の操作)
1. プロフィール写真を選択し、プロフィール画面に移動
2. 右上にあるハンバーガーメニュー(三本線の箇所)を選択
3. 「設定」を開き、「データ使用状況」を選択
4. 「モバイルデータを節約」の横にあるボタンをタップし、オンに切り替える

【TikTok】
1. 「プロフィール画面」を開く
2. 右上にあるハンバーガーメニュー(三本線の箇所)を選択
3. 「設定とプライバシー」から「データセーバー」を選択
4. 「データセーバー」の横にあるボタンをタップし、オンに切り替える

設定によっては、画質が低下するケースや読み込みに時間がかかるケースがあるため、注意しましょう。

参照:Instagramヘルプセンター「Instagramでのデータ使用量を減らす
参照:YouTube「YouTube Premium

通信量(ギガ数)を気にせず動画を楽しむ方法


データ通信量を気にせず動画を楽しみたい方は、以下の3つの方法を試してみましょう。

デバイスの設定を変更する
Wi-Fiに接続する
大容量プランを契約する

それぞれの方法について、詳しく解説します。

デバイスの設定を変更する

デバイス全体のデータ通信量をおさえる設定に変更することで、データ容量を気にせず動画を楽しめます。ここでは、iPhoneの「省データモード」とAndroidの「データセーバー」の設定手順を紹介します。

【iPhone「省データモード」(4Gモバイルデータ通信の場合)】
1. 「設定」を開く
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「省データモード」をオンに切り替える

iPhoneの「省データモード」に設定した場合、以下のような影響があります。

● 使用していないアプリのデータ通信が抑制される
● アプリのバックグラウンド更新が行われない
● ストリーミングでは品質が低下する可能性がある
● 自動ダウンロードおよびバックアップが無効になる
● 一部サービスのアップデートが一時停止する

【Android「データセーバー」】
1. 「設定」を開く
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「データセーバー」をタップ
4. 「データセーバー」をオンに切り替える

Androidの「データセーバー」をオンにすることで、多くのアプリやサービスによるバックグラウンドデータの取得を、Wi-Fi接続時のみに制限できます。

iPhoneやAndroidのデータ通信量をおさえる方法について、詳しくは下記の記事もあわせてご覧ください。

>>ギガの節約方法を解説!iPhoneやAndroidの通信量を抑えるコツ

参照:Apple サポート「iPhone や iPad で省データモードを使う
参照:Android Magazine「データ使用量が気になる場合は Android のデータセーバーを使おう。そのメリットや設定方法を確認

Wi-Fiに接続する

スマホやタブレットのデータ容量を消費せずに動画を視聴したい場合は、Wi-Fiに接続しましょう

モバイルデータ通信では、動画の画質の調整や端末の設定変更など、データ通信量を節約するのに手間がかかります。

Wi-Fi環境では、データ通信量をあまり気にせずインターネットを利用できるため、画質を落とす設定などの必要性は下がります。回線にもよりますが、スマホの回線より通信速度が優れているケースも多くあります。Wi-Fiへ接続することで速度も速くなり、データ通信量を気にせず高画質のまま動画を視聴できるでしょう。

大容量プランを契約する

スマホのデータ容量が気になる場合は、契約している料金プランから大容量プランに契約を変更するのも選択肢の一つです。大容量プランに切り替えると月額基本料金は高くなってしまいますが、通信量を気にせず動画を視聴しやすくなります。

大容量プランの内容や月額料金はキャリアによって異なるため、契約しているキャリアに確認してみましょう。

動画の通信量(ギガ数)はWi-Fi接続で節約しよう

動画の視聴によって1時間あたりに発生するデータ通信量は、サービスやアプリによって異なります。契約しているプランや動画の画質によっては、1時間視聴しただけで契約しているデータ容量を超過してしまい、通信制限がかかってしまうこともあります。

サービスやアプリ、端末の設定によってデータ容量を節約できますが、データ通信量を気にせず動画を視聴したい場合は、高速なWi-Fi環境の整備がおすすめです。

データ通信量を気にすることなく高画質の動画を視聴したいと考えている方は、ぜひ光回線の利用をご検討ください。


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