YouTubeが遅い・重い・見れない時の原因は?速度の目安と対処法を解説

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YouTubeを見ている時に、動画の再生が遅い・重い・見れないといった問題が起きて困った経験はないでしょうか。頻繁に問題が発生しているが、理由がわからずに悩んでいるという方もいるかもしれません。

本記事では、YouTubeが遅い・重い・見れない時の原因について解説します。快適に動画が見れない時の対処法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

YouTubeを快適に見れる回線速度の目安

通信には「上り」と「下り」の2つの種類があり、データを受信(ダウンロード)する通信を「下り」と呼び、データを送信(アップロード)する通信を「上り」と呼びます。

YouTubeを利用する際には「下り」の速度が重要です。YouTubeを快適に見れる下りの回線速度は、20Mbps以上が目安となります。ただし、動画の画質によって必要な速度は異なり、画質が高いほど必要な速度も上がることに注意が必要です。

インターネットの利用目的(オンラインゲーム、Webサイトの閲覧など)によって、必要な回線速度は大きく異なります。目的別の回線速度の目安や測定方法については、下記の記事で詳しく解説しています。

>>インターネット回線を快適に使える速度の目安は?目的別の目安と注意点を紹介

YouTubeが遅い・重い・見れない時に考えられる3つの原因


YouTubeでの動画が遅い・重い・見れない場合、以下のような原因が考えられます。

デバイス(スマホ・パソコン)の問題
インターネット環境の問題
YouTube側(アプリ・ブラウザ)の問題

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

デバイス(スマホ・パソコン)の問題

YouTubeを見るスマホやパソコンなどのデバイスに問題がある可能性があります

スマホやパソコンで同時に複数の処理を実行していたり、不要なファイルが溜まっていたりすると、メモリが不足しデバイスの動作が重くなる原因になります。また、デバイスの性能が不足している場合は、実行している処理が少なくても動作が重くなることがあります。

YouTubeを視聴する時だけでなく、普段からデバイス自体の動作が重い場合は、本体の状態や性能を確認してみましょう。

インターネット環境の問題

インターネット環境に問題がある可能性として、以下のケースが考えられます。

回線品質が低い
電波が届きにくい場所にいる
Wi-Fiルーターに不具合が起こっている
通信制限がかかっている
回線の障害

回線品質が低い場合や、地下やルーターから離れた場所で電波が届きにくくなっている場合、YouTubeの動作が遅くなる可能性があります。

また、スマホの場合、通信制限がかかっているとインターネット接続時の動作が遅くなります。通信制限がかかっていてもYouTubeで動画を見る方法や、通信制限を避けるための方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

>>動画の通信量(ギガ数)は1時間でどのくらい?種類別の目安と節約方法を解説

YouTube側(アプリ・ブラウザ)の問題

YouTubeアプリやブラウザに不具合が発生しているケースや、YouTube側でなんらかの障害が発生しているケースも考えられます。例えば、古いバージョンのYouTubeアプリを使っている場合、最新版にアップデートしないと動画が正常に見れないことがあります。また、ブラウザでYouTubeを視聴している場合は、キャッシュが溜まっていて動作が重くなっている可能性もあります。

デバイスの状態や通信環境に問題が見つからない場合は、アプリのバージョンやブラウザの状態、YouTube公式のアナウンスなどを確認してください。

YouTubeが遅い・重い・見れない時に試したい7つの対処法


YouTubeが遅い・重い・見れない時は、以下の7つの対処法を試してみましょう。

YouTube以外のアプリ・ブラウザを閉じる
YouTubeの動画の画質を下げる
デバイスやアプリを再起動する
YouTubeアプリ・ブラウザをアップデートする
キャッシュを削除する
拡張機能を停止する
インターネット環境を見直す

それぞれの対処法について、詳しく解説します。

YouTube以外のアプリ・ブラウザを閉じる

YouTubeを開いているデバイスで複数のアプリやブラウザを起動している場合は、一度閉じてみましょう。複数のアプリやブラウザを起動していると、デバイスのメモリの使用量が増えてしまい、動作が重くなる原因になります。不要なアプリやブラウザの動作を止めることで、メモリの使用量をおさえ、デバイスの動作を安定させられる可能性があります。

YouTubeの動画の画質を下げる

動画の画質を下げることでデータ通信量を減らせるため、動作がスムーズになるケースがあります

YouTubeの動画の画質を下げる方法は以下の通りです。

【視聴している動画の画質を落とす手順】
1. 動画のプレイヤー画面にある「設定アイコン」をタップ
2. 「画質」を選択
3. 設定したい画質を選択

【すべての動画の画質を変更する手順】
1. YouTubeのプロフィール写真を選択(自身のアカウントページを開く)
2. 「設定」を選択
3. 「動画の画質設定」を選択
4. 設定したい画質を選択

スマホでYouTubeを見る場合、画質は以下の4つの選択肢から選択できます。

画質 概要
自動(推奨) 視聴環境に適している画質に自動で変更する
高画質 高画質ではあるものの、データ通信量が増えたり、再生するまでに時間がかかったりする可能性がある
データセーバー 画質は低くなるものの、再生開始までの時間が速くなる可能性がある
詳細設定 解像度の形式を手動で選択できる

参照:YouTubeヘルプ「動画の画質を変更する

デバイスやアプリを再起動する

デバイスやアプリに一時的な不具合が発生している場合は、再起動によって解消されるケースがあります。再起動の際は、デバイスに過度の負荷をかけないために、マニュアルを確認し、必ず正規の手順で実施しましょう。

YouTubeアプリ・ブラウザをアップデートする

YouTubeアプリやブラウザのバージョンが最新版でない場合、アプリやブラウザを最新版にアップデートしましょう。古いバージョンのまま使用すると、動画の再生に不具合が生じるだけでなく、セキュリティの観点でのリスクにつながる可能性もあります。

iPhoneはApp Storeから、AndroidはGoogle Playストアからアプリをアップデートできます。

スマートテレビやゲーム機の場合、最新版のアプリに対応していないデバイスもあるため、留意しましょう。最新版に対応していないデバイスを使用している場合、デバイスのファームウェアを更新することで利用できる可能性があります。

参照:YouTubeヘルプ「視聴できないデバイス: YouTube アプリがサポートされていないデバイスモデル

キャッシュを削除する

ブラウザのキャッシュを削除するのも対処法の一つです。キャッシュとはデバイスに保存される一時的なデータのことで、キャッシュを利用することで一度アクセスしたサイトに再度アクセスする際にスムーズに読み込めるようになります。

しかし、キャッシュがあまりに溜まりすぎると、ブラウザやデバイスの動作が重くなる原因になります。YouTubeの動作が重い場合は、キャッシュの削除も検討しましょう。例えば、Google Chromeでキャッシュを削除する際は、公式のヘルプを参照してみてください。

参照:Google アカウント ヘルプ「キャッシュと Cookie の削除

拡張機能を停止する

ブラウザに拡張機能を導入している場合は、不要なものを無効化・削除することでYouTubeでの動画視聴が快適になる可能性があります。外国語の翻訳やタブ整理など、拡張機能は作業を効率化できる便利な機能ですが、あまりに多く使っていると、ブラウザのパフォーマンス低下につながってしまいます。

YouTubeの動作が重い場合は、不要な拡張機能を一度無効化、削除してから動画を再生してみましょう。

インターネット環境を見直す

様々な対処法を試してもYouTubeの動作が改善しない場合、インターネット環境を見直すことも重要です

具体的には以下の対処法が挙げられます。

同時接続台数を減らす
有線接続を行う
周辺機器を見直す
周辺機器やデバイスの設置場所を見直す
周辺機器やデバイスを再起動・アップデートする
回線そのものを見直す
通信制限を解除する

そもそもインターネット回線の品質が悪い場合、回線そのものを見直す必要があります。とくに高速な通信環境を実現したい方には、光回線がおすすめです。光回線は通信が比較的速く安定しているため、動画視聴時に重要な下りの通信速度改善にも効果が期待できます

インターネット回線が遅い時の原因や解決策については、下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

>>インターネット回線が遅い時はどうする?5つの原因と7つの解決策を解説

また、スマホに通信制限がかかっている場合は速度が遅くなり、YouTubeの動作にも影響があります。通信制限を解除する方法や通信制限を避けるための対策については、下記の記事もあわせてご覧ください。

>>スマホの通信制限・速度制限を解除する方法は?制限を避けるための対策も

YouTubeが遅い・重い・見れない時は回線の見直しも検討しよう

YouTubeが遅い・重い・見れない時の主な原因として、デバイスやインターネット環境、YouTube側の問題が考えられます。まずは原因を探り、適切な対処法を行いましょう。

YouTubeの速度を改善させるには、画質の設定やキャッシュの削除、デバイス・アプリの再起動など、様々な対処法があります。

それらの対処法を試しても改善しない場合、回線そのものの品質が悪く、速度が遅い可能性も否定できません。光回線など、より高品質な回線への乗り換えも検討しましょう。

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