自分の部屋までWi-Fiが届かない!3つの原因と8つの対処法について解説

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自宅にルーターを設置しているものの、「自分の部屋までWi-Fiが届かない」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。ルーターからの距離がある場合や、壁などの障害物がある場合は、Wi-Fiがつながりにくくなってしまうことがあります。

本記事では、Wi-Fiが届かない時の原因と対処法について解説します。Wi-Fiが届かないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

Wi-Fiの電波が届く範囲の目安

Wi-Fiの電波が届く範囲の目安は、屋内と屋外で異なります。

屋内:約100m
屋外:約500m

数値を参照すると、どこでも十分にWi-Fiが届くように思われますが、この数値はあくまで理論値です。実際には、壁や床などの遮蔽物やルーターの性能、電波干渉などによって届く範囲は大きく変わる点に注意が必要です。

Wi-Fiが部屋まで届かない時は?ユーザーの声を紹介

実際に、Wi-Fiが部屋まで届かなかった経験のある方を対象にアンケートを実施しました。

【アンケート概要】
調査時期:2024年8月29日~2024年9月3日
回答数:150件
調査手法:インターネット調査
調査対象:Wi-Fiが届かなかった経験がある方
調査実施:インターネットリサーチ会社

Wi-Fiがつながらない時の原因

「自宅で「Wi-Fiがつながらない」と感じた時の原因」について質問しました。

<自宅で「Wi-Fiがつながらない」と感じた時の原因>(複数回答)

回答 割合
ルーターからの距離が遠かった 69.3%
ルーターとの間に壁などの障害物が多かった 52.7%
ルーターの設置されている階と別の階だった 27.3%
ルーターの性能が低かった 9.3%
わからない 8.0%
周囲に家電製品が多かった 6.0%
契約している回線の品質が低かった 4.0%
水槽など水が近くにあった 2.0%
その他 2.0%

Wi-Fiがつながらない場合の原因として、ルーターからの距離や遮蔽物による影響を考えている方が多いようです。「その他」に該当する回答として、「スマホ本体の不調」といった回答も見られました。ルーターだけでなく、接続するデバイスの状態もWi-Fiがつながりにくくなる原因になります。

Wi-Fiがつながらない時に実施した対応

続いて、「自宅で「Wi-Fiがつながらない」と感じた時に実施した対応」(複数回答)と、その中でも「効果のあった対応」(複数回答)について質問しました。

実際に該当の対応を実施した方のうち、それぞれの対応について「効果があった対応」として回答している方の割合をご紹介します。実際に実施した方が少ない対応も含まれるため、参考数値である点に留意してください。

効果を感じている方の割合が高いのは、「中継器・メッシュWi-Fiを購入した」、「スマホやパソコンを使う場所を変えた」といった対応です。中継器やメッシュWi-Fiの導入にはコストがかかる場合もありますが、その分高い効果が期待できます。スマホ・パソコンの利用場所やルーターの設置場所の変更は比較的手軽に実施でき、一定の効果も期待できるため、まず実施したい対応の一つです。

自分の部屋までWi-Fiが届かない時の主な原因


自宅にルーターがあるのに自分の部屋までWi-Fiが届かない、といった問題は珍しくありません。とくに、一軒家の2階や隅の部屋などは届きにくくなる傾向があります。Wi-Fiが届かない主な原因は以下の3つです。

遮蔽物や電波干渉
回線が弱い
ルーターの性能が低い

それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

遮蔽物や電波干渉

遮蔽物や電波干渉は、Wi-Fiが届きにくくなる主な原因の一つとされています

ルーターとデバイスの間に壁がある場合など、遮蔽物の影響を受けることで、Wi-Fiが届きにくくなるケースは少なくありません。とくにコンクリートや鉄は電波を遮断しやすい素材のため、家の材質によってはよりWi-Fiが届きにくくなります。

また、壁や天井といった遮蔽物による影響だけでなく、家電製品などによる電波干渉が発生している可能性もあります。家電製品から発せられる電波がWi-Fiの電波に干渉してしまい、通信に影響が出てしまいます。

回線が弱い

Wi-Fiが届かない原因として、回線そのものの通信速度が遅い可能性も否定できません。もし、ルーターを設置している部屋でも問題が発生している場合、回線そのものが原因である可能性があります。

ルーターの性能が低い

Wi-Fiが届きにくくなっている場合、ルーターの性能が低いケースが想定されます。例えば、古いルーターを長く使用している場合、経年劣化によって性能が落ちるだけでなく、最新の通信規格に対応しておらず、十分な通信速度が出ない可能性があります。

また、一時的にWi-Fiがつながりにくくなっている場合は、ルーター本体で一時的な不具合が発生しているかもしれません。急にWi-Fiが届かなくなった場合は、ルーター本体の状態を確認する必要があります。

自分の部屋までWi-Fiが届かない時の8つの対処法


Wi-Fiが部屋まで届かないときは、原因に応じて適切な対処を行う必要があります。主な対処法は、以下の8つです。

Wi-Fiルーターの場所を変更する
Wi-Fiルーターの近くに障害物や家電製品を置かない
周波数帯を変更する
Wi-Fiルーターを再起動する
Wi-Fiルーターをアップデートする
最新のWi-Fiルーターに買い替える
中継器・メッシュWi-Fiを設置する
自宅のインターネット回線を見直す

それぞれの対処法について、詳しく解説します。

Wi-Fiルーターの場所を変更する

ルーターの設置場所を変えることで、Wi-Fiが届きやすくなる可能性があります。家の隅や壁際などにルーターを設置している場合は、設置場所の見直しが必要です。

Wi-Fiが届きにくい場合、まずは以下のような場所へのルーターの移動を検討してみましょう。

インターネットを利用する頻度が高い部屋
床より1~2mの高さに位置する場所
家や部屋の真ん中に位置する場所

ルーターの最適な置き場所と理由については、下記の記事もあわせてご覧ください。

>>Wi-Fi接続の感度を高めるルーターの置き場所|電波が弱いときの対処法も

Wi-Fiルーターの近くに障害物や家電製品を置かない

ルーター周辺に置かれている物についても注意が必要です。ルーターの周囲をチェックし、障害物や家電製品があれば設置場所を変更しましょう。

電波干渉を避けるため、とくに電子レンジやテレビなどの周囲にルーターを設置するのは避けるのがおすすめです。また、家具などでルーターを覆ってしまうと電波が遮られ、家の隅々までWi-Fiが届かない原因となってしまうため、注意しましょう。

周波数帯を変更する

Wi-Fiの周波数帯を変更するのも対処法の一つです。Wi-Fiの電波には、2.4GHzと5GHzという周波数帯があります。それぞれの周波数帯の特徴は以下の通りです。

周波数帯 メリット デメリット 利用が向いている場面
2.4GHz ・遮蔽物に強い
・広範囲に電波が届きやすい
電波干渉を受けやすい ルーターとの距離が遠い時
5GHz ・通信速度が速い
・電波干渉を受けにくい
・遮蔽物に弱い
・2.4Ghzに比べ対応機器が少ない
大容量のデータを送受信する時

ルーターの機種によっては、2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯いずれも利用できる場合があるため、それぞれの周波数帯の特徴をふまえ、場面に応じた使い分けを検討しましょう。

Wi-Fiルーターを再起動する

急にWi-Fiが届かなくなった場合、ルーターに一時的な不具合が発生している可能性があります。一時的な不具合であれば、再起動によって問題が解決するケースが多いです

「ルーターの近くなのにWi-Fiがつながらなくなった」、「複数のデバイスでWi-Fiがつながらなくなった」といった問題が起こった場合は、ルーターの再起動を試してみましょう。再起動をする際はルーターのマニュアルを参照し、本体に過度な負担がかからないように注意が必要です。

Wi-Fiルーターをアップデートする

ルーターのファームウェアのバージョンが古いままだと、通信品質に悪影響を及ぼす可能性があります。ファームウェアのアップデートを行うことで動作の安定性向上が期待でき、セキュリティの観点でのリスクも減らすことができます

同じルーターを長く使い続けている場合はとくに注意が必要で、機種によってはアップデートのサポートが終了してしまっているケースもあります。ファームウェアのアップデートができない場合は、新しいルーターへの買い替えも検討しましょう。

アップデートの仕方はルーターによって異なります。不安な場合はメーカーの公式サイトを確認するか、サポート窓口に問い合わせるなどして、正しい手順で実施しましょう。

最新のWi-Fiルーターに買い替える

古いルーターを長年利用している場合は、最新のルーターへの買い替えを検討しましょう。古いルーターはパフォーマンスが低下しやすく、最新の通信規格にも対応していないことがあります。

最新のルーターは価格が高いことも多いですが、予算に余裕があれば、通信品質を改善するために購入を検討してみましょう。

また、最新のルーターの中には、ビームフォーミングなどの機能を搭載したルーターもあります。従来のルーターは電波を全方向に発信する仕組みでしたが、ビームフォーミングは特定の方向へと集中的に電波を発信する仕組みで、デバイスを認識して効果的に電波を届けられます。

ただし、Wi-Fiに接続するデバイスもビームフォーミングに対応している必要があるため、事前にチェックしておきましょう。

中継器・メッシュWi-Fiを設置する

中継器やメッシュWi-Fiルーターの設置も、有効な対処法の一つです

中継器とはルーターの電波を受信して再発信することで、より離れた場所へと電波を届ける機器です。一方でメッシュWi-Fiとは、メッシュ(網目)のようにネットワーク機器がつながり合う通信形態のことです。複数のメッシュWi-Fiルーターを設置することで、家全体の通信を安定させることができます。

導入にコストがかかる場合もありますが、より広範囲で安定した通信を利用したい方は、中継器やメッシュWi-Fiの導入も検討してみましょう。

中でも、メッシュWi-Fiを設置するメリットや注意点、向いている方の特徴などは下記の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

>>メッシュWi-Fiとは?おすすめな人の特徴やメリット・デメリットを解説

自宅のインターネット回線を見直す

ルーターの設置場所や本体の買い替えといった対応をしてもWi-Fiがつながりにくい場合は、インターネット回線そのものの見直しも検討してみてください。契約しているインターネットの回線そのものの品質が悪い場合は、光回線など高品質な回線への乗り換えによってつながりにくさが改善する可能性があります。

高品質な回線への乗り換えによって、つながりにくさを解決できるだけでなく、通信速度が高速になり、より快適にインターネットを楽しむことができるでしょう。乗り換えにはコストが発生する場合もあるため、回線品質はもちろん、キャンペーンなどを利用してお得に乗り換えができないか、事前の確認も大切です。

自分の部屋までWi-Fiが届かない時は、まずは対処法を試そう

自分の部屋までWi-Fiが届かない場合、遮蔽物や電波干渉の影響や、回線そのものの品質、ルーターの性能や不具合など、様々な原因が考えられます。原因によって対処法は異なるため、原因がはっきりしない場合は複数の対処法を試してみましょう。

インターネット回線そのものの乗り換えによって、Wi-Fiの届きにくさが改善されるケースもあります。日常的に通信速度の遅さや不安定さを感じている場合は、光回線など高速なインターネット回線への乗り換えも検討しましょう。

光回線への乗り換えは、NURO 光がおすすめです。通信速度が速く、ソニーグループが運営しており、安定した回線をご利用いただけます。

NURO スマートライフというオプションに加入すれば、最新の無線規格Wi-Fi6に対応したソニー製ONUを利用できます(戸建てプランの場合。マンションプランの場合は必ずソニー製ONUがご利用可能)。従来よりも約1.4倍の最大通信速度のため、家中のWi-Fi環境がさらに快適になるでしょう
さらに、「つながるメッシュWi-Fi」を利用すれば、1台の無線ルーターでは電波が届きにくい物件でも、広範囲の無線LAN環境を構築できます。
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