皆さんは、毎月の電気代がどのような内訳となっているかをご存じですか?
電気代の節約方法を気にする方は多くいらっしゃいますが、電気代がどのような内訳となり、どのような計算方法で決まっているかを正しく認識している方は意外と少ない印象です。
そこで、この記事では、電気代の基本料金や1Kwhあたりの電力量料金といった内訳を解説していきます。
電気代を節約したい方は、ぜひ参考にしてください。
電気料金の内訳
毎月の電気代は、以下の計算式で算出されています。
①基本料金+②電力量料金×電気使用量±③燃料費調整額+④再生可能エネルギー発電促進賦課金
各項目の詳細は、以下の通りです。
①基本料金
基本料金は、電気を利用するうえで毎月必要となる固定費用です。電気の使用量に関わらず、契約したアンペア数に応じた料金がかかります。
具体的な事例を紹介すると、東京電力の「従量電灯B」プランでは以下のような基本料金が設定されています。
【従量電灯B】
10A | 1契約 | 286円00銭 |
15A | 〃 | 429円00銭 |
20A | 〃 | 572円00銭 |
30A | 〃 | 858円00銭 |
40A | 〃 | 1,144円00銭 |
50A | 〃 | 1,430円00銭 |
60A | 〃 | 1,716円00銭 |
※一ヶ月間まったく電気を使用しなかった場合には、基本料金が半額になります。
アンペア数とは、「同じタイミングで利用できる電気の上限を表す数値」のこと。つまり、契約アンペア数が大きいほど「同時に」たくさんの電化製品を使用できるということです。
逆に、契約アンペア数が小さいと一度に利用できる電気の量が限られるため、複数の電化製品を同時に使用するとブレーカーが落ちてしまうことも。
そのため、電化製品の使用状況やIHコンロ・オール電化といった住宅の設備に応じて、適切なアンペア数を選ぶようにしてください。
電化製品ごとに必要なアンペア数や、アンペア数の変更方法などについては、こちらの記事でまとめています。
>>一人暮らしに最適なアンペア数はどれくらい?変更方法も解説
②電力量料金×電気使用量
電力量料金とは、1kWh(キロワットアワー)あたりの電気料金単価を表します。1kWhとは、1kWの電気を1時間使用した場合の電力量のこと。
電力量料金に使用した電力量(〇kWh)を掛け算した金額が、従量課金分として毎月の電気代に加算されます。
先ほどと同じく東京電力の「従量電灯B」プランを例に挙げると、電力量料金は電気の使用量に応じて段階的に設定されています。
【従量電灯B】
電力量料金 | 単位 | 料金(税込) |
最初の120kWhまで (第1段階料金) |
1kWh | 19円88銭 |
120kWhをこえ300kWhまで (第2段階料金) |
〃 | 26円48銭 |
上記超過 (第3段階料金) |
〃 | 30円57銭 |
電気の使用量が少ないほど電力量料金の単価は低く、使用量が多いほど電力量料金の単価が高くなっていることが分かりますね。※①②の料金には託送料金が含まれます。
託送料金とは?
託送料金とは、地域の旧一般電気事業者の「託送供給等約款」により定められたもので、小売電気事業者等が一般送配電事業者(電力会社)の送配電ネットワーク設備を利用して電気の供給を行なう場合に必要な料金のことです。
③燃料費調整額
燃料費調整額とは、3種類の火力燃料(「原油」「LNG〔液化天然ガス〕」「石炭」)の価格変動を迅速に電気料金に反映させるために、変動に応じて電気料金を調整する制度のこと。毎月、自動的に調整されます。
こちらの計算方法は、以下の通りです。
「燃料費調整額 = 燃料費調整単価 × 使用電力量」
計算の結果、平均燃料価格が44,200円を下回る場合は燃料費調整額を月の電気代から差し引き、平均燃料価格が44,200円を上回る場合は燃料費調整額が月の電気代に加算されます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、国が定める「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に要した費用を、電気利用者で分担して負担するための料金です。
その月に使用した電気量に対して、1kWhあたり3.36円という単価で料金が加算されます。
「再生可能エネルギー発電促進賦課金 =電気使用量(kWh)×3.36円」
再生可能エネルギー発電促進賦課金には、電力量料金のような使用量に応じた段階的な単価調整はありません。使用量に関わらず、一律で1kWhあたり3.36円かかります。
電気代 1ヶ月の平均はいくら?
電気料金の内訳について理解したところで、世帯別の平均電気代を確認していきましょう。総務省統計局が発表した家計調査年報によると、各世帯の平均電気代(月額)は、以下の通りです。
1人世帯 | 5,700円 |
2人世帯 | 9,654円 |
3人世帯 | 11,116円 |
4人世帯 | 11,761円 |
5人世帯 | 12,945円 |
※出典:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)」より
地域や契約している電力プランによっても状況は異なりますが、ご自身の電気代が上記と比べて高額な場合は、電気代の節約を検討してみてください。
>>電気代を節約する方法を徹底解説|冷房・暖房器具、照明の使い方は?
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>>【NURO 光キャンペーン特典】併用できるもの・できないもの
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まとめ
電気代の内訳は、「基本料金」「電力量料金×電気使用量」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の4つです。
毎月の電気代を節約したい方は、契約アンペア数を見直し、少しでも電気使用量が抑えられるような工夫をしましょう。
NURO でんきなど、電力会社の乗り換えもぜひ検討してみてください。