- *特に注記のない限り、記載の金額はすべて税込金額です。
賃貸マンション・アパートでの
光回線(光ファイバー)の選び方
マンションやアパートなどの賃貸物件で利用できるインターネット回線は種類も多く、サービスの特徴も大きく異なるため注意が必要です。
このページでは、賃貸物件でインターネット回線を契約する際に、知っておきたい大切なポイントを解説していきます。
賃貸物件のインターネット接続方法
– 光回線(光ファイバー)・CATV・ADSL –
「インターネット完備」「インターネット対応」の違い
マンションなどの賃貸物件を契約する際、物件情報に「インターネット完備」「インターネット対応」といった記載を目にしたことがあるかもしれません。
この2つはどちらもインターネットが利用できる物件という意味ですが、その内容には違いがあります。
インターネット完備 | 大家や管理会社で契約したインターネット設備が各部屋まで導入済みの物件。各部屋までのインターネット設備の工事も完了しており、プロバイダの契約も済んでいるため、入居後すぐにインターネットの利用が可能。利用料は家賃に含まれているケースが多い。 |
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インターネット対応 | 建物内の共有部分まで光回線(光ファイバー)などの設備が導入された物件。ただし、各部屋までは回線が引かれていないため、入居者で個別にインターネットの設備工事とプロバイダ契約の手配が必要。利用料は家賃に含まれないケースが多い。 |
2つの大きな違いは各部屋まで回線が引かれているか、また入居者でインターネットの申し込みが必要かという点です。
「インターネット完備」は各部屋まで設備導入済みなので、入居後に個人で申し込みをしなくてもネットが利用できますが、建物で一括契約されたインターネットサービスを使う必要があります。
一方、「インターネット対応」は各部屋まで回線が引かれていないため、入居者が個別に対応サービスの申し込みや開通工事が必要になります。
賃貸物件で利用できるインターネット回線の種類
物件によりインターネットの「完備」「対応」といった設備状況は分かれますが、導入されているサービスは主に3種類に分類できます。
- 光回線(光ファイバー)
- ケーブルテレビ(CATV)
- 電話回線(ADSL)
中でも、固定ブロードバンドのインターネット回線としてメジャーなのは光回線でしょう。
それぞれのサービスについて詳しく解説していきます。
1. 光回線(光ファイバー)
契約数として最も多く利用されているのが光回線(光ファイバー)です。※1
- ※13,309万契約(2019年度末)
出典:総務省.”ブロードバンド契約数の推移”.情報通信白書 令和2年版
高速で安定した通信速度の維持ができるため、速度を重視する方にはおすすめのインターネット回線です。
2. ケーブルテレビ(CATV)
「インターネット完備」の物件で導入されていることが多いのがケーブルテレビです。
ケーブルテレビは、もともと有線放送型テレビサービスの回線を流用したものです。そのためインターネット回線だけでなく「テレビ+インターネット」の2つがセットで提供されているという特徴があります。
また、契約プランによりスポーツ、ドラマ、アニメなど専門チャンネルにも対応しているため、動画コンテンツを重視する方と相性が良いサービスといえます。
3. ADSL(非対称デジタル加入者線)
ADSLは、一般家庭にある電話線(アナログ線)を使ってインターネットに接続する方法です。
国内初のブロードバンドサービスとして、光回線(光ファイバー)などが登場する以前は多く利用されていました。最大速度は50Mbps程度となっており、ゲームや動画視聴で大容量のデータ通信が必要な場合には多少物足りなさがあるかもしれません。
また、2024年3月頃までにすべてのADSLサービスは終了予定となっています。
プロバイダと回線の契約は別に必要か?
これまで多くの場合、インターネットを利用するには下記2つの事業者と契約する必要がありました。
回線事業者 | 光ファイバーケーブルや必要な機器など物理的な設備を提供する事業者 |
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プロバイダ事業者 | インターネットに接続するためのサービスを提供している事業者 |
しかし、現在では回線とプロバイダが一体となったサービスが主流となっているため、2つの事業者と契約する必要性は少なくなっています。
NURO 光 for マンションは回線とプロバイダがセットとなっているため、一つの契約だけでインターネットをご利用いただけます。
NURO 光 for マンションなら、
インターネットのご利用料金は月額2,090~2,750円。※2
2,090~2,750円※2はプロバイダー・無線LAN料金も込みの金額で、インターネットのご利用にはこれ以上かかりません。
ご契約中ずっと2,750円以下なので、安心してご利用いただけます。
- ※2
*お申し込みには、NURO 光 for マンションの設備が導入済みである必要があります。
お住まいのマンションでお申し込み可能かは、お申し込みページで住所を入力するとご確認いただけます。
賃貸物件が光回線(光ファイバー)に
対応しているか確認する方法
賃貸物件で光回線(光ファイバー)対応の有無を確認するには、下記2つの方法があります。
- 希望する光回線(光ファイバー)サービスの公式ページでエリア確認
- 不動産や管理会社などへ問い合わせ
不動産や管理会社では、各サービスの詳しい提供状況を把握していないケースも少なくありません。そのため希望するサービスの公式ページからエリア確認する方法であれば、郵便番号や住所を入力するだけで簡単に確認できるためおすすめです。
賃貸物件でお得な料金で
利用できる光回線(光ファイバー)の
マンションタイプとは?
賃貸物件で利用できる光回線(光ファイバー)のマンションタイプは、主に下記の事業者が提供しています。
- ドコモ光、SoftBank 光などのフレッツ光系の事業者
- auひかり、NURO 光など独自のネットワーク網を使った事業者
- コミュファ光、eo光などの電力系の事業者
どのサービスに対応しているのかは、賃貸物件により異なります。
光回線(光ファイバー)のマンションタイプがお得な理由
光回線(光ファイバー)の戸建てタイプは、マンションタイプに比べて利用料金が高い傾向にあります。
これは光ファイバーケーブルを自宅に直接引き込んで設備を占有するためです。安定した通信速度が期待できますが、反面、利用料金は割高になります。
一方、マンションタイプは屋外の電柱から建物内の共用スペースに備わったMDF(主配線盤)に光ファイバーケーブルを導入して各部屋まで分岐する仕組みです。
光回線(光ファイバー)のマンションタイプがお得なのは、1つの設備を居住者同士でシェアするために、1人あたりの利用料金を低く抑えることができるからです。
Wi-Fiは利用できるのか?
自宅でWi-Fiを利用する場合、2つの方法が考えられます。
- 自前で家電量販店などから無線LANルーターを購入
- 回線事業者やプロバイダから無線LANルーターをレンタル
現在ではWi-Fiの利用が一般的となり、回線の開通と同時に無線LANルーターが提供されることが多くなっています。そのレンタル費用の総額なども考慮して、レンタルと自前のどちらで利用するかを検討しましょう。
NURO 光 for マンションでは、無料でレンタルされるONU(光回線の終端装置)に無線LANルーターの機能が付いているため、自前で無線LANルーターを購入いただく必要はありません。開通工事が終わった後、すぐにWi-Fiをご利用いただけます。
光回線(光ファイバー)の
工事内容や所要時間は?
光回線(光ファイバー)の工事の種類
光回線(光ファイバー)の工事には派遣工事・無派遣工事の2種類があります。
派遣工事では、工事業者が回線の設置先(ご自宅など)を訪問し開通に必要な作業を行います。無派遣工事では、必要な機器などがあらかじめ設置先に届き、お客さま自身で機器を接続することになります。
工事種別 | 工事内容 |
---|---|
派遣工事 | 作業員が直接訪問して実施する工事 |
無派遣工事 | 作業員が訪問せず、局舎内で信号の切替等のみ実施する工事 |
VDSL方式、LAN配線方式に対応した光回線(光ファイバー)では、作業員が訪問せずに郵送された機器を契約者側で取り付けるだけの無派遣工事で済むケースが多いです。ただし、物件の設備状況により派遣工事を必要とするケースもあるため、実際にどちらの工事になるかはお申し込み先でご確認ください。
主な工事内容
例えば、NURO 光 for マンションの工事内容は以下です。
- 物件の共用部に設置された光キャビネットから宅内に光ファイバーケーブルを入線する
- 宅内にて光コンセントを取り付ける
- ONUを設置して光コンセントと接続
- 動作・疎通確認
申し込みから開通までは最短1~2週間※3となります。開通工事にはお客さまの立ち会いが必要です。工事時間の目安は1時間~1.5時間です。
- ※3設備状況や周辺事情などにより、ご提供までにさらに期間を要する場合や、ご提供できない場合があります。物件へ導入された設備によっては、複数回の工事が必要な場合があります。
契約する前に違約金や義務も確認
インターネット回線を契約する際の規約や重要説明事項には、解約に関する諸条件が記載されています。思いがけない手数料や解約費用を支払うことがないよう、契約の際は必ず確認しましょう。
ここではNURO 光 for マンションの契約前にチェックしておきたい注意点についてご紹介します。
1年以内など契約期間中に解約した場合の費用
インターネット回線の契約において、特に注意すべきは解約時の費用です。
例えば、NURO 光 for マンションの場合、契約期間中に解約すると下記の費用が発生します。
- 契約解除料(契約期間の定めのあるプランの場合)
- 宅内工事費の残債
- 回線撤去工事費
契約解除料を避けるためには、契約期間満了月から3ヶ月間の「無料解約期間」に解約をする必要があります。
回線撤去工事費は、光ファイバーケーブルなどの撤去工事をおこなう場合に必要となる費用です。必ず発生するものではありませんが、大家や管理会社からの求めに応じて発生することがあります。
ルーターなどレンタル器材は利用後に返却が必要
光回線(光ファイバー)を解約する場合、ONUなどのレンタル機器は事業者やプロバイダへ返却が必要です。
破損や紛失してしまった場合に機器の損害金を請求される場合もありますので、レンタル機器の取り扱いには注意しましょう。