NURO 光は、高速通信が可能なインターネットの回線です。
一般的な光回線の速度が下り最大1Gbpsであるのに対し、NURO 光の速度は下り最大2Gbps。理論上は、2倍の速さを誇ります。
にもかかわらず、月額料金は戸建てプランで月額5,200円(税込)(3年契約プラン)と、お得です。
この記事では、NURO 光の料金がなぜ安いのか、その理由を解説していきます。
光回線の料金目安
回線業者によってバラツキがありますが、5,000~6,000円を目安として考えるとよいでしょう。また、回線とは別にプロバイダ料金が発生するケースもあります。
NURO 光は月額5,200円(税込)(3年契約プラン)
下り最大2Gbpsという通信速度を実現しているNURO 光ですが、月額料金は5,200円(税込)です。しかも、この料金にはプロバイダ料金も含まれています。NURO 光の月額料金には、プロバイダであるSo-netの利用料金も含まれているのです。
回線によってはプロバイダ料金が別途必要なものもあるため、NURO 光の料金はお得と言われています。
NURO 光が安い理由
NURO 光の料金がお得にできている理由は、大きく分けて以下の2点です。
・利用できる地域を限定している
・NURO 光は回線事業者=プロバイダである
それぞれ、解説していきましょう。
利用できる地域を限定している
NURO 光は、全国で利用できる回線ではありません。
利用できる地域を限定しています。
利用地域を限定することで設備投資を抑え、その分を料金に還元しているのです。
全国展開をしている光回線ほど設備投資に費用がかからないため、ユーザーの月額料金を安くできるというわけですね。
2021年2月時点、NURO 光は以下のエリアに対応しています。
【北海道エリア】
北海道
【東北エリア】
宮城県、福島県、山形県※東北エリアは10Gのみ提供
【関東エリア】
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
【東海エリア】
愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
【関西エリア】
京都府、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県
【中国エリア】
広島県、岡山県
【九州エリア】
福岡県、佐賀県
※一部地域を除く
NURO 光は回線事業者=プロバイダでもある
NURO 光を利用する際のプロバイダは、「So-net」に限定されています。
NURO 光もSo-netも、「ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社」という、ソニーグループが提供しています。
つまり、回線とプロバイダの両方を自社のみでまかなえるため、余分なコストをかけずに運営が可能となっているのです。
独自の機器(ONU)を提供
NURO 光は光回線の終端装置であるONUを独自に提供していますが、この機器はすべてのNURO 光ユーザーに無料で貸し出されるものであり、NURO 光の下り最大2Gbpsという回線に合わせた独自の機器となっています。
月額料金がお得なだけでなく、追加料金を支払うことなく回線に合わせたONUを無料で利用できるという点も、NURO 光の大きなメリットなのではないでしょうか。
まとめ
NURO 光が安く提供できる理由は、利用できる地域を限定し設備投資にかかる費用を抑えているということが一番の理由です。
また、回線業者とプロバイダの運営会社が共通であり、ONUも独自の機器を提供しています。
これが、NURO 光の回線が高速にもかかわらず低価格であることの理由です。