ご家庭のインターネットに高品質な光回線の導入を検討している方は多いでしょう。光回線にはいくつか種類があり、それぞれ特徴があるため、回線事業者を選択する際は注意が必要です。
本記事では、光回線の概要や種類、各光回線の特徴をご紹介します。光回線を選ぶ際のポイントも解説するので、光回線選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも光回線とは
そもそも光回線とは、「光ファイバー」を利用してインターネットに接続する通信回線のことです。
光ファイバーは光の反射を利用してデータを伝送するケーブルで、通信速度が速く長距離の通信に適しています。光回線は、電話回線をはじめとする従来の回線や、モバイルルーターといった無線の回線に比べ、速度と安定性の面で優れています。
開通には基本的に工事が必要なため手間はかかりますが、ストレスなくインターネットを利用したい方や、ゲームや動画などで高容量の通信が必要な方におすすめです。
光回線の種類
光回線はさまざまな事業者が提供しており、大きく4つの種類に分かれます。
| 光回線の種類 | 特徴 |
| フレッツ光 | 日本全国で利用できる プロバイダの別途契約が必要 |
| 光コラボレーション | プロバイダの別途契約が不要 特典やキャンペーンが豊富 プロバイダが選べないこともある |
| ダークファイバー | 回線が速く安定している 特典やキャンペーンが豊富 利用できる地域が限られている |
| 電力会社系の光回線 | 回線が速く安定している 電力とセットになった特典やキャンペーンがある 利用できる地域が限られている |
それぞれの光回線の特徴について、詳しく解説します。
フレッツ光
フレッツ光とは、NTT東日本・西日本が提供している光回線です。全国で利用できるため、とくに地方にお住いの方は利用経験があるのではないでしょうか。
フレッツ光の回線は日本全国で整備されており、幅広い地域で利用できるのがメリットです。NTT東日本・西日本によって整備されているため、信頼性が高いのもポイントです。
フレッツ光と契約する際は、別途プロバイダと契約する必要があります。インターネットに慣れていない方は、手続きを煩雑に感じることがあるかもしれません。
光コラボレーション
「光コラボレーション」（光コラボ）とは、NTT東日本・西日本の光回線を借り受ける形で提供されている光回線サービスのことです。NTT東日本・西日本の回線に、各事業者が独自のオプションや特典をつけて提供しています。
光コラボ事業者の例として、以下が挙げられます。
・ビッグローブ光
・SoftBank 光
・ドコモ光
光コラボの場合、一般的に事業者がプロバイダの役割も兼ねているため、別途プロバイダと契約する必要はありません。月額料金も低めに設定されており、特典やキャンペーンが多く用意されています。
光コラボについては、下記の記事もあわせてご覧ください。
＞＞光コラボとは？3パターンの乗り換え手順と注意点について解説
ダークファイバー
ダークファイバーとは、NTT東日本・西日本が整備した光回線のうち、予備回線を利用した回線のことです。
NTT東日本・西日本の光回線は全国にありますが、すべてがフレッツ光と光コラボで利用されているわけではありません。ダークファイバーの事業者は、NTT東日本・西日本や電力会社、鉄道会社などの光回線のうち、使われていない回線を利用しています。
ダークファイバー系の回線事業者の例として、以下が挙げられます。
・NURO 光
・auひかり
ダークファイバーは回線が混雑しにくく、通信速度が安定しやすいのが特徴で、独自の特典やキャンペーンも豊富です。ただし、事業者によっては提供エリアが狭く、利用できる地域が限定されるため、契約できない場合もあります。
ダークファイバーについて、詳しくは下記の記事もご覧ください。
＞＞NURO 光の回線はNTTと同じ？ダークファイバーの特徴とメリットを解説
電力会社系の光回線
電力会社系の光回線とは、電力会社のグループが通信網を提供している光回線のことです。電力会社系の回線事業者の例として、以下が挙げられます。
・eo光
・コミュファ光
電力会社系の光回線事業者は、電力提供のために整備された回線を利用しています。回線利用者が少なくなるため混雑せず、通信が速く安定しやすい回線です。電力とセットでお得になる特典やサービスが用意されているのもメリットのひとつです。
電力会社系の光回線は、各地方の電力提供エリア限定の回線となります。利用できる地域が限られ、地域をまたぐ引っ越しの際に契約を継続できなくなる点にも注意が必要です。
光回線の配線方式の種類
マンションやアパートといった集合住宅に光回線が引かれている場合、共用部分までは光ファイバーが使われていますが、各部屋までは別の方式で配線されることがあります。
配線方式によって、特徴やメリット・デメリットが異なります。
| 配線方式の種類 | メリット | デメリット |
| 光配線方式 | 回線品質が良い | 古いマンションでは導入されていないことがある |
| LAN配線方式 | 工事の手間がかからない | 光配線方式よりも回線品質が良くないことがある |
| VDSL方式 | 工事の手間がかからない | 光配線方式・LAN配線方式よりも回線品質が良くないことがある |
それぞれの配線方式の特徴と、メリット・デメリットを詳しくご紹介します。
光配線方式
光配線方式は、建物の共用部分だけでなく、各居室まで光ファイバーで配線する方式です。配線方式の中では最も回線の安定性と速度が優れており、比較的新しいマンションで導入されています。
古いマンションでは構造上、光配線方式が利用できないこともあります。マンションの回線品質が気になる場合は、物件のオーナーや管理会社にも確認してみましょう。
光配線方式のマンションでは、室内に回線に接続するための「光コンセント」と呼ばれる設備が設置されています。ONU※を光ファイバーケーブルで光コンセントに接続することで、インターネットを利用できるようになります。
※ONU（回線終端装置）とは、光ファイバーから送られる光信号をデジタル信号に変換する装置のことです。光信号の状態では、パソコンやスマホはデータを認識できないため、ONUでデジタル信号に変換して通信を行う必要があります。ONUは、光回線でインターネットを利用するために欠かせない端末のひとつです。NURO 光ではONUを無料でレンタルできます。ルーター機能が搭載されているため、別途ルーターを購入する必要がありません。NURO 光のルーター一体型ONUについては、下記の記事もご覧ください。
＞＞【2023年最新版】NURO 光のONUはルーター機能を搭載！その種類と性能の違いを比較
LAN配線方式
LAN配線方式は、建物の共用部分までは光ファイバーを使用し、共用部分から各居室まではLANケーブルで配線する方式です。LANケーブルを使うため、光配線方式よりも回線品質が落ちます。
LAN配線方式はONUを必要とせず、部屋の壁などにある差し込み口と端末やルーターを接続すればインターネットを利用できます。
LAN配線方式について、詳しくは下記の記事もご覧ください。
＞＞LAN配線方式とは？通信速度や接続方法、メリット・デメリットを解説
VDSL方式
VDSL方式は、マンションの共用スペースまでは光ファイバーを使用し、共用部分から各居室までは電話回線で配線する方式です。
電話回線による配線なので、他の配線方式に比べて通信速度が遅く、不安定になることがあります。快適なインターネットを利用したい場合は、引っ越しで物件を選ぶ際に確認しておきましょう。
物件のオーナーや管理会社の許可がとれれば、マンションでも個人で戸建てプランの回線を契約できる場合があります。マンションの回線品質に不満がある場合は、戸建てプランの契約も検討してみてください。
光回線を選ぶ際のポイント
光回線を選ぶ際は、以下の4つのポイントに注目しましょう。
・利用用途
・回線品質
・月額費用
・特典やキャンペーン
インターネットの利用用途に見合った回線を選ぶことが重要です。とくにオンラインゲームやテレワークなどに利用したい方は、速度や安定性といった品質を考慮した選択がおすすめです。
光回線の月額費用は事業者や契約プランによって異なるため、工事費用を含めたトータルコストで比較することが大切です。各事業者が提供している特典やキャンペーンを活用できればコストをおさえられるため、必ずチェックしておきましょう。
NURO 光には「工事費実質無料」や「他社解約時の違約金最大6万円キャッシュバック」といった特典があります。NURO 光の特典やキャンペーンについては、下記の記事も参考にしてみてください。
＞＞【NURO 光キャンペーン特典】併用できるもの・できないもの
光回線を選ぶ際は種類ごとの特徴と用途を検討
光回線には主に4つの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。マンションやアパートなどの集合住宅の場合は配線方式にも違いがあるため、それぞれの特徴を把握したうえで、事前に物件の状況を確認しましょう。
光回線を選ぶ際は利用用途を明確にし、回線品質や月額費用を考慮して選びます。各事業者の特典やキャンペーン内容を比較し、最もお得に利用できる光回線を選ぶのがおすすめです。
光回線はソニーの速くてリーズナブルなNURO 光がおすすめです！初年度の月額基本料金が980円でご利用いただけます！＞＞NURO 光の詳細はこちら
お住まいのマンションにNUROの設備が導入済みなら、「NURO 光 for マンション」がおすすめです！最短1～2週間でご利用を始められます！
＞＞「NURO 光 for マンション」の詳細はこちら
