現在、自宅のインターネット回線と言えば光回線を利用している方が多いですが、光回線が登場する以前はADSLが主流でした。

ADSLは2024年の3月で終了することが決定しており、現在は新規受付も停止されています。

この記事では、現在ADSLを利用している方を対象に、光回線とADSLにどのような違いがあるかについて解説していきます。

ご自身が契約している回線がADSLなのか光回線なのか分からないという方向けに、両者の見分け方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

光回線とADSLはどう違う?

光回線とADSLの違いについて、以下5つの観点から解説します。

  • 回線の種類
  • 通信速度
  • インターネットの安定性
  • 工事費用や月額料金
  • 特典内容

それぞれの詳細は、以下の通りです。

回線の種類

光回線

光回線は、回線の素材に「光ファイバー」という繊維を使用したインターネット回線です。光ファイバーには情報を光信号で伝達するという特徴があり、通信速度が非常に速いというメリットがあります。

ADSLの後に登場しましたが、高速通信や安定性に優れているといった理由から現在のインターネットの主流となっている回線です。

光回線を利用する際は、専用の回線を家の中に引き込む必要があります。

ADSL

ADSLは、電話回線を利用したインターネット回線です。

ADSL以前のインターネットは、利用した分だけ費用がかかる従量制でした。しかし、ADSLが登場したことで定額制となり、固定電話とインターネットの併用もできるようになったため、利便性が向上しました。

通信速度

光回線

光回線の通信速度は、1Gbpsが一般的です。情報を光信号で伝達できるため、非常に高速な通信速度を実現しています。

また、安定性に関しても非常に優れており、基地局から自宅の距離が離れていても通信速度に変化はありません。

ADSL

ADSLの通信速度は、最大50Mbpsです。光回線と比べてここまでスピードに差が出るのは、情報の伝達方式に違いがあるためです。

ADSLが利用している電話回線は、情報を電気信号として伝える伝達方式です。そのため、光回線に比べて通信速度は遅くなり大容量の処理ができません。

また、基地局から自宅までの距離が離れるほど、速度が落ちてしまいます。

それに対して、光回線の伝送方式は光信号(レーザー光)。速度が速く、伝送データ量も多く、基地局からの距離に関係なく高速通信を行えます。

インターネットの安定性

光回線

光ファイバーは外部からのノイズ影響を受けにくく、通信が安定しています。高速通信を安定的に利用できる点が、光回線の大きなメリットと言えるでしょう。

ADSL

一方、ADSLで使われる電話回線は、外部からのノイズの影響を受けやすいです。そのため、安定性がよくありません。

工事費用や月額料金

料金を比較すると、ADSLよりも光回線の方が高額となる場合が多いです。現在ADSLを利用している方の中には、この料金差がネックで乗り換えに踏み切れないといった方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただし、光回線の中にはスマホや電気・ガスといった他の料金とのセット割を実施している業者もあります。乗り換え時はそういったトータルコストを頭に入れておくと良いでしょう。

また、工事費用に関しても、光回線の業者によっては条件を満たすことで実質無料になるなど、多くの特典を用意しているケースが多いです。

特典内容

光回線の多くは、月額料金の割引や工事費用実質無料、キャッシュバックといった入会特典を利用しています

これから光回線へ乗り換える方は、回線選びの際に入会特典の豊富さも判断材料にしましょう。

入会前に、各社の特典内容を比較することをおすすめします。

光回線とADSLの見分け方について

ここまで光回線とADSLの違いについて比較してきましたが、中には現在どちらを契約しているか分からないという方もいるかもしれません。

光回線・ADSLのどちらを利用しているかは、以下の方法で確認できます。

  • 契約書関連の書類を確認する
  • 設置されている端末機器で判断する

契約書関連の書類を確認する

契約書関連の書類を確認すると、光回線なのかADSLなのか契約している回線業者が記載されています。

契約書が見当たらない場合は、請求書には回線業者の連絡先が記載されていますので、電話で確認可能です。お客様IDが不明な場合も、本人確認ができれば教えてもらえます。

設置されている端末機器で判断する

光回線やADSLを導入すると、回線終端装置と呼ばれる箱型の機器が設置されます。

この機器に「ADSL」とあればADSL、「ONU」もしくは「VDSL」とあれば光回線を利用していると判断できます。

ADSLは2024年3月末に廃止・終了

ADSLは現在NTTとソフトバンクが提供していますが、以下のように廃止・終了時期が発表されています。

NTTフレッツADSL ソフトバンクヤフーADSL
2023年1月末で終了 2024年3月末で終了(2020年3月以降に一部地域から順次終了)

ADSLを利用できるのは、最長で2024年3月まで。2024年4月以降にADSLを継続利用することはできません。

現在ADSL回線を利用している方は、終了前までに光回線などに乗り換えを行いましょう。

まとめ

光回線とADSLは、情報の伝送路として利用している回線が別物で、伝達方式も大きく異なります。そのため、通信速度や伝送データ量に大きな違いがあり、現在の主流は光回線となっています。

すでにADSLのサービス終了が迫っている中、今後もインターネット回線を継続される方は光回線への乗り換えがおすすめです。