光回線のルーターとは?役割や選び方、つなぎ方を徹底解説

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パソコンやスマホといった複数のデバイスをインターネットに接続する際に用いられる「ルーター」。

自宅に導入した光回線でWi-Fi接続をしたい時にも、ルーターは必要となります。

本記事では、基本的なルーターの役割や選び方を説明し、おすすめの選択方法について解説していきます。ぜひ、参考にしてください。

光回線のルーターとは?役割や必要性について

冒頭でも紹介したように、ルーターの役割は「複数の端末をインターネット回線に接続する」ことです。

光回線が開通すると、ONU(光回線終端装置)にLANケーブルを接続することでインターネット接続ができるようになります。

しかし、この状態では接続できる端末に制限がかかりますし、Wi-Fiでの無線接続はできません。

この状態を解消し、複数の端末への有線接続やWi-Fiでの無線接続を可能にするのが、ルーターの役割なのです。

モデム・ONUとルーターの違いとは?

ここで、よく混同されるモデム・ONU・ルーターの違いについてまとめます。

モデム ADSLやケーブルテレビを利用する場合の変換装置
ONU 光回線を利用する場合の変換装置
ルーター 複数の端末をインターネット回線に接続するための機器

モデムとONUはどちらも変換装置で、コンセントから送られる信号をデジタル信号に変換する役割があります。

一方で、ルーターはパソコンやスマホなどの端末に複数台つなぐための機器のため、モデムやONUに直接接続されます。

したがって、光回線利用時にWi-Fi接続をしたい、複数の機器をインターネット接続したいという場合は、ONUとルーターの両方が必要になるということです。

光回線のルーターを利用するには

次に、ルーターの入手方法について説明していきます。基本的には、「市販品を購入する」「レンタルするの2択です。

市販品を購入する

家電量販店やネットで、一般的に5,000円10,000円程度で購入できます。また、リサイクルショップなどで中古品を買うこともできます。

ただし、ルーターの種類は多いため、知識がないと適切なものを選べません。適切な規格のルーターを購入しないとWi-Fiの速度が思ったより出ないということもあり得ますので、注意が必要です。

レンタル

光回線の業者がルーターのレンタルをしている場合は、それを利用するのも一つの方法です。

月額500円未満で借りられ新しい規格のものが用意されている場合が多いため、自分で選ぶのが難しい場合はレンタルが便利です。

光回線のルーターを購入する場合の選び方

まずは、ご自身でルーターを購入するという方向けに、選び方のポイントを伝えます。

ルーターには無線LAN規格があり、現在最新の規格は「Wi-Fi 6」です。正式名称は「IEEE802.11ax」で、従来の「IEEE802.11ac」よりさらに速い通信を行えます。

>>Wi-Fi 6とはどんな規格でいつから始まったの?特徴と価格を解説

選ぶ際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

機器側の規格を確認

無線LANの規格が最新であっても、接続するパソコンやスマホ側がそれに対応していなければ意味がありません。

パソコンやスマホの説明書には無線LANの規格が記載されているため、無線接続する機器側の規格を確認してみましょう。

また、Windows10であれば以下の方法で無線LAN規格を調べることが可能です。

1.タスクバーの検索ボックスでcmdと入力

2.コマンドプロンプトが起動

3.「netsh wlan show interfaceと入力し、[Enter]キーを押下

4.「無線の種類という項目を確認

通信方式がIPv6かどうか

速度以外では、「IPv6に対応しているか」という点も重要です。

IPv6は従来のIPv4よりも高速な通信方式で、回線が混雑しやすい夜などの時間帯でもスムーズにインターネット回線への接続がしやすいという特徴があります。

2Gbpsの通信速度について
※「2Gbps」という通信速度は、ネットワークから宅内終端装置へ提供する技術規格上の下りの最大速度です。お客さまが使用する個々の端末機器までの通信速度を示すものではありません。 ※端末機器1台における技術規格上利用可能な下りの最大通信速度は、有線接続(1000BASE-T 1ポート利用)時で概ね1Gbps、無線接続時で概ね1.3Gbpsです。(IEEE802.11acの場合の速度です。弊社が設置する宅内終端装置の機種により対応していない場合があります。) ※速度は、お客さまのご利用環境(接続するLANケーブル・HUB等の性能および端末機器の仕様等)や回線混雑状況等により、低下する場合があります。

多くの光回線はIPv6に対応しているため、ルーターもIPv6に対応したものを選びましょう。

ビームフォーミング・MU-MINOなどの技術

できる限り、多くの機能が搭載されているルーターを選ぶことをおすすめしています。中でもあった方が良いのは、以下の機能です。

ビームフォーミング

Wi-Fiをビームのようにまっすぐ通信機器に飛ばす機能です

ルーター側でWi-Fi接続しているパソコンやスマホの端末の位置を特定し、集中して電波を飛ばします。ルーターから離れていても、インターネット回線に繋がりやすくなるというメリットがあります。

MU-MINO

これまでのルーターは、同時に複数台接続すると速度が遅くなる傾向がありました。

しかし、MU-MIMOが備わっていれば、ルーターのアンテナ数を増設して同時に通信できる能力を向上させているため、速度が低下しにくいです。

バンドステアリング

2.4GHz・5GHzの2つの周波数を自動で切り替える機能です。

速度が速い5GHzが主に利用されますが、5GHzの電波が届きにくくなると、自動で2.4GHzの電波に切り替わります。安定的なWi-Fi接続の実現のために、必要な機能と言えるでしょう。

光回線のルーターは原則有料レンタル

上記でもお伝えした通り、ルーターをレンタルする場合は有料になることが多いです。

ただし、中にはルーターのレンタル料金が無料の光回線も存在します。

例えば、NURO 光はレンタル料金が無料なだけでなく、ONUとルーターが一体化した機器を貸し出しています。

ルーター機能付きのONUであれば置き場所もスッキリしますし、コンセントも1つで充分。電気代の節約にもなります。

NURO 光で無料貸し出しをしているルーター機能付きONUについては、こちらの記事をご確認ください。

>>NURO 光のONUはルーター機能を搭載!その種類と性能の違いを比較

まとめ

光回線を便利に利用したいなら、ルーターは欠かせない存在です。まずはその機能や役割を理解して、最適なルーターを選択するようにしましょう。

NURO 光はルーター機能付きのONUを無料で貸し出していますので、複数端末で高速インターネットを楽しみたい方は、ぜひご利用ください。

>>NURO 光の詳細はこちら