光回線の引き込みの工事費用はいくら?内訳や注意点も解説

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「光回線を契約したいけれど、工事費用がどのくらいかかるのか気になる」という方も多いのではないでしょうか。光回線は、快適なインターネット環境を整えるうえで欠かせませんが、開通には工事費用がかかるのが一般的です。

本記事では、光回線の工事費用の目安や費用を抑えるコツ、さらに工事が不要になるケースまで詳しく解説します。

無駄な出費を抑え、賢く光回線を導入したい方は、ぜひ参考にしてください。

光回線の工事費用の目安

光回線の開通工事にかかる費用は、住まいの環境によって異なります。戸建てでは約20,000〜45,000円、集合住宅では約15,000〜45,000円が目安です。建物の構造や配線の状態、さらに追加工事の有無によって費用が前後するため注意しましょう。

例えば、電柱から宅内までの距離が長い場合や、配線を壁の内部に通す必要がある場合は、追加費用が発生することもあります。また、開通工事とは別に契約事務手数料として880〜3,300円ほどかかるのが一般的です。

さらに、賃貸物件などで原状回復が必要な場合は解約時に光ファイバーを撤去する「撤去工事」が必要になり、その際は10,000〜30,000円程度が相場です。

光回線の工事の流れ

光回線の工事は、申し込みから開通までいくつかの手順を踏んで進みます。

主な流れは、次の3ステップです。

1. 工事日の調整
2. 光ファイバーを引き込む
3. 光コンセントを設置する

各工程を順に確認しておくことで、当日の流れがイメージしやすくなり、スムーズに工事日を迎えられるでしょう。

それでは、1つずつ詳しく解説していきます。

工事日の調整

光回線を申し込むと、まず光回線事業者が工事が必要かどうかの確認をします。工事が必要と判断された場合は、後日、事業者から電話やメールで連絡があり、都合の良い日程を調整します。

ただし、引っ越しシーズンなどは申し込みが集中しやすく、希望日に予約が取れないこともあるため注意が必要です。希望日に予約を取るためにも、少なくとも1〜2週間前、繁忙期であれば1か月前には申し込みを済ませておきましょう。

光ファイバーを引き込む

工事当日は、まず電柱から建物まで光ファイバーを引き込む作業が行われます。

戸建ての場合は、電柱から自宅の外壁までケーブルを通し、そこから屋内へ配線します。建物の構造や電柱の位置によっては、壁に穴をあけて配線する場合もあるため、事前に工事担当者と相談しておきましょう。

マンションの場合は、建物の共用部(MDF室など)まで光ケーブルを引き込み、そこから各部屋に分配されることになります。

光コンセントを設置する

光ファイバーを屋内に導入したあとは、室内に「光コンセント」と呼ばれる差し込み口を設置します。光コンセントには、ONU(光回線終端装置)を接続します。ONUとは、光信号をデータ通信に変換するための装置です。

続いて、ONUとWi-Fiルーターやパソコンなどの通信機器を接続すれば、インターネットが利用できるようになります。最後に通信状態を確認し、問題がなければ開通作業は完了です。

光回線の工事費を抑える方法

「光回線の工事費が高額なので、少しでも安くしたい」と思う方は多いのではないでしょうか。

ここでは、光回線の工事費を抑える方法を4つ紹介します。

1. お得なキャンペーンを活用する
2. 複数の事業者を比較する
3. 工事のタイミングを安い時間帯に調整する
4. 工事不要になる方法を選ぶ

それぞれの方法について、詳しく解説します。

お得なキャンペーンを活用する

各光回線事業者では、「工事費無料」や「高額キャッシュバック」など、様々なキャンペーンを実施しています。とくに、新生活シーズンの2〜4月は契約が集中するため、魅力的なキャンペーンが登場しやすい時期です。

例えば、他社からの乗り換えで違約金を負担してもらえたり、一定期間利用することで工事費が実質無料になったりするプランなどがあります。契約前には、各事業者の公式サイトやキャンペーン情報をこまめにチェックしておきましょう。

複数の事業者を比較する

光回線事業者によって、初期費用やキャンペーン内容、月額料金は大きく異なります。月額料金の安さだけで選ぶのではなく、工事費やキャッシュバック金額、契約期間の縛りなども含めて総合的に比較しましょう。

例えば、A社は月額が安くても工事費が高い、B社は工事費無料でもキャッシュバック条件が厳しい、といった差がある場合があります。複数の事業者を比較し、トータルで最もお得になるプランを選べば、工事費を抑えることが可能です。

工事のタイミングを安い時間帯に調整する

光回線の工事は、実施する時間帯によって費用が変わる場合があります。とくに、土日祝日や夜間に工事を依頼すると、追加料金が発生するケースが多いため注意が必要です。

追加料金を避けるためには、なるべく平日の昼間に工事を予約すると良いでしょう。また、直前の予約では希望時間が埋まってしまっていることもあるため、早めに日程を調整するのがおすすめです。

時間帯を意識して工事のタイミングを調整するだけで、余計な出費を防げます。

工事不要になる方法を選ぶ

光回線の導入には基本的に工事が必要ですが、条件によっては工事不要で利用できる場合があります。

例えば、過去に光回線を利用していた住宅であれば、既存の設備を使えるため「無派遣工事」で済むことがあります。無派遣工事で済むのであれば、数千円程度で開通が可能です。

また、光コンセントがすでに設置されている物件なら、新規工事自体が不要になる場合があります。事前にお住まいの設備状況を確認し、工事不要で契約できるかを調べておくと良いでしょう。

工事費無料と工事費実質無料の違い

光回線のキャンペーンには「工事費無料」と「工事費実質無料」という似た表現がありますが、内容は異なります。

工事費無料とは、名前のとおり一切の工事費を支払わなくてよいことを指します。一方で、工事費実質無料とは、一度工事費が分割で請求されるものの、同額の割引が同期間に適用されるものです。

つまり、工事費実質無料の場合、月々の割引を受け続けることで最終的に工事費の支払いが相殺されます。ただし、契約期間の途中で解約すると、割引が途中で終了し、残りの工事費用を一括で請求されることもあるため注意が必要です。

契約時は、工事費無料と工事費実質無料のどちらなのか必ず確認しておきましょう。

光回線の工事が不要になるケース

光回線の導入には基本的に工事が必要ですが、以下の2つのケースの場合、工事不要で利用できる場合があります。

・光コンセント設置済みの物件の場合
・転用や事業者変更の場合

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

光コンセント設置済みの物件の場合

建物内に「光コンセント」がすでに設置されている場合は、ONU(光回線終端装置)をつなぐだけでインターネットを利用できることがあります。とくにマンションでは、共用部まで光ファイバーが引き込まれており、軽微な作業で開通できる場合もあります。

ただし、前の入居者が退去時に光ファイバーを撤去していたり、設備が劣化していたりする場合もあり、必ずしもそのまま使えるとは限りません。物件を契約する前に、光コンセントの有無や利用可能な状態かどうかを、大家さんや管理会社に確認しておきましょう。

>>光回線の工事が不要になるケースとは?必要なケースと注意点も解説

転用や事業者変更の場合

現在利用している光回線と同じ設備を使う場合は、物理的な工事をせずに契約を切り替えることが可能です。例えば、フレッツ光から光コラボ事業者へ乗り換える「転用」や、光コラボ同士で切り替える「事業者変更」が該当します。

ただし、転用や事業者変更が利用できるかどうかは、地域の回線設備や契約内容によって異なります。申し込む前に、自分の契約が対象かどうかを必ず確認しておきましょう。

光回線の工事の際の注意点

光回線の工事を進める際には、注意すべきポイントがあります。必要な確認をおこたると、工事が延期になったり、思わぬトラブルが発生したりすることもあるため、慎重に対応しましょう。

ここでは、工事前のチェックポイントと、当日の立ち会いのときに気をつけたい注意点について解説します。

工事前の事前チェック

光回線の工事を申し込む前に、まず工事が本当に必要かどうかを確認しましょう。工事が必要な場合は、壁に穴をあける作業が行われることもあるため、賃貸物件では大家さんや管理会社の許可が必須です。

また、ONU(光回線終端装置)やWi-Fiルーターを設置する位置をあらかじめ決めておくと、当日の作業がスムーズに進みます。工事が混み合う時期は開通まで時間がかかるため、日程には余裕を持って予約しましょう。

なお、NURO 光では、開通までの空白期間に使えるレンタルWi-Fiのサービスも提供しています。

>>NURO 光の工事期間中にレンタルWi-Fiを利用する方法

工事当日の立ち会い

光回線の工事は、基本的に利用者の立ち会いが必要です。作業時間はおおむね30~90分ほどで、建物の構造や配線状況によって前後します。そのため、時間には余裕を持って予定を調整しておくと良いでしょう。

当日は、工事担当者が電柱から建物へのケーブル引き込みや室内への配線、光コンセントの設置をします。設置場所や配線経路をその場で確認することもあるため、必ず立ち会って指示できるようにしておきましょう。

光回線の工事費用の相場を理解して失敗しない光回線選びをしよう

光回線の開通工事費用は、戸建では約20,000〜45,000円、集合住宅では約15,000〜45,000円が目安です。建物の構造や追加工事の有無によって費用が変動するため、あらかじめ確認しておきましょう。

費用を抑えたい場合は、キャンペーンの活用や複数事業者の比較、平日に工事の予約をするといった対応が効果的です。また、光コンセント設置済みの物件や同一事業者への転用なら、工事不要で利用できる場合もあります。

事前準備と確認をしっかり行い、無駄な出費を防ぎながら、失敗しない光回線選びをしましょう。

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