NURO 光を解約する際は、光ファイバーケーブルなどの原状回復をする場合としない場合とに分かれます。
この記事では、両方のケースについて解説していきますので、ご自身のお住まいがどちらに当てはまるか、事前に確認しておきましょう。
NURO 光から原状回復を求めることはない
まず、原則としてNURO 光側から解約時に原状回復を求めることはありません。原状回復は、ご利用者が任意でNURO 光に依頼することになります。
引越しや解約時にNURO 光側が求めることは、レンタルした機器の返却のみです。
レンタル品であるONUなどの機器は要返却
NURO 光の解約時に返却するレンタル機器は、以下の通りです。
・ONU/スタンド
・電源アダプタ
・LANケーブル
・簡易ユーザーガイド
NURO 光 でんわを利用していた方は、上記に加えて以下のレンタル機器も返却してください。
・TA(テレフォニー・アダプタ)
・電源アダプタ
・モジュラーケーブル
・LANケーブル
基本的にはONUとその周辺機器、TAとその周辺機器となります。
原状回復が必要なケースはオーナーや管理会社から求められた場合
基本的にはレンタル品の返却のみが必要で、光ファイバーケーブルの撤去といった原状回復は必要ありません。
ただし、賃貸物件の場合はオーナーまたは管理会社から原状回復を求められるケースがあるため、その場合は有料にて撤去作業の実施が可能です。
撤去作業の内容
・電柱から屋内へ引き込んだ光ファイバー
・屋外に設置した光キャビネット
・屋内に設置した光コンセント
撤去工事が行われるまでにONUを返却していない場合は、撤去工事時にレンタルしたONUなどの回収作業が行われます。
混雑状況にもよりますが、撤去作業の完了まで時間がかかることがあります。余裕を持って依頼をしてください。
原状回復に必要な費用
NURO 光の撤去費用は、11,000円(税込)です。
撤去作業以外にかかる解約手数料
光ファイバーケーブルの撤去作業を行う・行わないに関わらず、解約時には以下の解約手数料がかかる場合があります。
・工事費用残債
・違約金(更新月以外の解約の場合)
NURO 光の工事費用は、3年契約プランでは44,000円(税込)を36か月で分割し毎月1,222円(初月のみ1,230円)を支払っている計算になっています。
実際には同額が割引特典で引かれており、毎月の実質的な負担は発生しないものの、2ヶ月目から36ヶ月間かけて44,000円(税込)をお支払いいただく形式です。
そのため、36ヶ月以内の解約の場合は、工事費用の残債を一括で精算していただく必要があるのです。
また、違約金は契約更新月以外での解約時に発生します。NURO 光の契約は2年ごとに自動更新されますが、更新タイミング以外の月に解約すると、違約金として3,850円(3年契約)/3,740円(2年契約)(税込)が必要ですので、ご注意ください。
上記の前提をもとに、撤去時の状況を4つのパターンに分けて解説します。
・工事費用の残債なし、契約更新月での解約
・工事費用の残債なし、契約更新月以外での解約
・工事費用の残債あり、契約更新月での解約
・工事費用の残債あり、契約更新月以外での解約
工事費用の残債なし、契約更新月での解約
NURO 光を36ヶ月(2年契約プランの場合24ヶ月)以上利用していれば、工事費用はすべて支払い済みです。契約更新月(2年契約プランの場合24~26ヶ月目等)に解約する場合は、撤去工事を申し込まなければ解約時の支払いは0円です。
撤去工事が必要な場合は、撤去費用として11,000円(税込)がかかります。
工事費用の残債なし、契約更新月以外での解約
NURO 光を36か月以上利用していれば、工事費用の残債はありません。(2年契約プランの場合24ヶ月)ただし、契約更新月以外の解約のため、違約金10,450円(税込)が必要です。
撤去工事を希望する場合は、それに加えて撤去費用の11,000円(税込)がかかります。
工事費の残債あり、契約更新月以外での解約
無料解約期間(契約更新月~翌々月)以外に解約する場合は、契約期間に応じた残債の支払いに加え、違約金3,850円(3年契約)/3,740円(2年契約)(税込)も必要です。
撤去作業が必要な場合は、別途11,000円(税込)の費用が発生します。
撤去工事の申し込み方
撤去作業は、下記から申し込んでください。
まとめ
NURO 光では、基本的に光ファイバーケーブルの撤去といった原状回復を必要としません。基本的には、レンタルしたONUなどの機器を返却するだけでOKです。
ただし、ケーブルの撤去が必要な場合には、有料にて撤去作業を行うことも可能です。必要な場合は、サポートまでご連絡ください。