NURO でんきはどれくらいお得?メリット・デメリットを解説

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2019年10月10日よりスタートした、NURO 光の新サービス「NURO でんき」。背景にあるのは、2016年の「電力自由化」です。

この記事では、NURO でんきの詳細について、そのメリットやデメリットという観点からまとめました。

NURO でんきの申し込み方法やその手順についても、あわせて紹介していきます。
※2020年7月より、東海・九州エリアにお住まいの方もお申し込みできるようになりました!

⇒NURO でんきの詳細はこちら

NURO でんきとは?

NURO でんきとは、NURO 光が提供する電気セット割サービスです。

具体的には、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(NURO 光の運営会社)が、ユーザーと電力会社の間に入り契約を代理するという形をとっています。

NURO でんき契約後、実際に電気の提供をする電力会社は以下の2つです。

・株式会社CDエナジーダイレクト(北海道・関東)
・大阪ガス株式会社
(東海・関西・九州)

どちらも信頼のある電気小売り業者ですので、停電リスクが上がったり、品質が落ちたりする心配はありません。一般的な電力会社と同じ品質のサービスを低価格で受けることができます。

ただし、こちらは「電気単独のサービス」ではなく、あくまで「NURO 光のオプション」です。したがって、加入にはNURO 光回線の利用が必須条件となります。

NURO でんきの対象エリア

NURO 光は対象となるエリアが限定されています。全国で使えるわけではありませんので、ご注意ください。

NURO でんきの対象地域は、以下の通りです。

【北海道】
【関東】東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
 ※静岡県富士川以東(東京電力パワーグリッド供給エリア)にお住まいの方は関東エリアになります。
【東海】愛知県、岐阜県、三重県、静岡県
【関西】大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
【九州】福岡県、佐賀県
※ただし、一部エリアを除く

注意点は、NURO 光の対応エリアすべてでNURO でんきが使えるわけではないということです。

現在NURO 光を利用している方がNURO でんきを検討する際は、対応エリア内かどうかを確認してください。

NURO でんきはどれくらいお得?

NURO でんきは、他の電力会社と比べてどれくらいお得なのでしょうか?

NURO 光の利用者が一般的な電力会社からNURO でんきに切り替えた場合を想定すると、家族構成や電気の使用量によって変わりますが、

北海道の場合、2,000円~6,200円程度

関東の場合、1,800円~8,200円程度

東海の場合、2,600円~6,100円程度

関西の場合、2,600円~5,600円程度

九州の場合、2,800円~6,200円程度

お得になります。

ちなみに、エリアによってお得額が違うのは、提供している電力会社が異なる等の理由によります。

また、基本料金の計算方法の違いから、使用電力が少ない場合(家族の人数が少ない場合)、北海道・関東よりも東海・関西・九州の方がお得で、使用電力が多い場合(家族の人数が多い場合)、関東が一番お得になる傾向にあります。
※試算前提については。以下公式ページをご確認ください。

⇒NURO でんきの料金を確認!

NURO でんきの料金

続いては、NURO でんきの料金についてご紹介します。

電気料金の算出方法は、エリアによって異なるので注意してください。ここでは、例として関東と関西を比較してみます。

関東地方の場合

関東の電気料金の算出方法は、以下の通りです。

①基本料金」+「②電力量料金単価」×「ひと月の使用量

①基本料金※2024年4月1日更新

契約電流 料金単価(税込)
10A 793.41
15A 940.12
20A 1,086.82
30A 1,380.23
40A 1,673.64
50A 1,967.05
60A 2,260.46

アンペア数が上がると料金単価も上がるということがわかります。

②電力量料金(1kWhにつき)

料金単価(税込)
最初の120kWhまで 29.86
120kWhをこえ400kWhまで 35.87
400kWhをこえる分 40.49

一方で、関西には基本料金がないため、下記の表のなかだけで計算をすることになります。

関西地方の場合

①最低料金(15kWh)」+「②電力量料金単価」×「ひと月の使用量

①最低料金(最初の15kWhまで) 1契約 966.57
②電力量料金 15kWhをこえ120kWhまで 1kWh 20.21
120kWhをこえ360kWhまで 24.65
360kWhをこえる分 28.59

いずれにしても、関東の電気料金と大きくは変わりません。

NURO でんきのメリット・デメリット

料金的に一般的な電気料金よりもお得になるNURO でんきですが、電気代以外のメリット・デメリットについても確認しておきましょう。

メリット

NURO でんきのメリットは、以下の3点です。

・NURO 光の料金が501円(税込)割引される
・申込・解約が無料
・乗り換え時の工事が不要

1つずつ、掘り下げていきましょう。

NURO 光の料金が501円(税込)割引される

NURO でんきは「NURO 光」利用者のためのオプションサービスです。そのため、NURO でんきを利用するためにはNURO 光の契約が必須となります。

そして、その際はNURO 光の月額料金が501円(税込)割引に。この割引は、NURO でんきの利用中はずっと適用されます。

請求は、NURO 光とNURO でんきで別々に行われる事になります。

申し込みが簡単・解約が無料

NURO でんきの申し込みは、NURO 光の申し込む時に、オプションの欄から「NURO でんき」を選択して、そこにチェックを入れるだけでOKです。NURO でんき専用ページの「エリア確認・お申し込み」からも申し込めます。

>>NURO でんきの申し込みはこちら

電力会社への連絡は不要

申し込みの際には、今まで使用していた電力会社に解約の連絡する必要もありません。

NURO でんきに加入するときと同様に、NURO でんきを解約して別の電力サービスに申し込みをする場合にも、とくに連絡する必要はありません。

別の電力会社と契約をするだけで、簡単に切り替えることができます。その場合、解約時の違約金も発生しません。

乗り換え時の工事が不要

NURO でんきへの乗り換えには、工事も必要ありません。厳密には屋外工事を行っているのですが、それに立ち会う必要がないのです。

もちろん、工事費用も発生しません。
※お客様の状況によっては発生する場合があります。

デメリット

簡単に利用開始・解除ができるNURO でんきですが、注意しなければいけない点もあります。それは、以下の3点です。

・対応エリアが限定されている
・プランの選択肢が1つ
・NURO 光を解約すると、NURO でんきも利用できなくなる

対応エリアが限定されている

NURO でんきの対応エリアは北海道・関東・東海・関西・九州のみです。

また、たとえ北海道、関東、東海、関西、九州エリアにお住まいでも、一部地域では対応していない場合があります。

NURO 光の対応エリア内でもNURO でんきは未対応というケースもありますので、ご注意ください。

プランの選択肢が1つ

NURO でんきに用意されている契約プランは1種類のみです。

従来の電力会社が「夜型の人用のプラン」や「オール電化に対応したプラン」などを打ち出していますが、NURO でんきにはそういったプランは存在しません。

もっとも、選択肢がない分、悩まずに選ぶことができるという点ではメリットだとも言えます。

NURO 光を解約すると、NURO でんきも利用できなくなる

NURO でんきは、あくまでも「NURO 光のオプション」という位置づけです。

そのため、NURO 光を解約した場合は、そのままNURO でんきも解約されてしまいます。

NURO でんきの申し込み手順

最後に、NURO でんきを申し込むための手順を詳しくご紹介します。

申し込みには、まず「エリアの確認」を行い、オプションの欄で「NURO でんき」の申し込み欄にチェック。その後、自宅に書類が届くので、それを記入して送付します。

>>NURO 光のWeb申し込みはこちらから

既存の回線からNURO 光に乗り換える場合の手順については、こちらの記事を参考にしてください。

>>光回線をNURO 光に乗り換えるメリットとその手順、注意点について

NURO 光の開通から約2~3週間程度で、NURO でんきの利用が可能になります。

NURO でんきが利用可能になるまでは別の電力会社を利用する必要がありますので、ご注意ください。

まとめ

NURO でんきは、あくまでNURO 光のオプションです。

そのため、使用するには、NURO 光との回線契約が必要になります。

セットで利用することで、電気代だけでなく月々のインターネット代も割引に。

インターネット代・電気代を節約したい方は、ぜひNURO 光とNURO でんきのセット利用を検討してみてください。

>>NURO でんきの詳細はこちら