光回線は工事不要で利用できる?インターネットをすぐに利用する方法や条件を解説

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「光回線を導入したいけれど、工事がめんどうだな」と感じる方は多いのではないでしょうか。

光回線を利用するには基本的に工事が必要ですが、実は条件次第では工事不要で利用できる場合もあります。本記事では、光回線の工事が不要になる2つのケースや、工事が必要な場合の内容・注意点をわかりやすく解説します。

すぐにインターネットを使いたい方や、無駄な手間や費用をかけたくない方は、ぜひ参考にしてください。

光回線の利用には工事が必要?

光回線を利用する場合、建物内に光ファイバーを引き込んで専用の接続口(光コンセント)の設置が必須のため、基本的には開通工事が必要です。

ただし、すでに光回線の設備が整っている物件や、同じ回線事業者を利用して契約を切り替える場合は、工事が不要になることもあります。工事が必要かどうかは、建物の状況や契約内容によって異なるため、契約前に確認しておきましょう。

光回線の工事内容

光回線の工事とは、屋外から建物内へ光ファイバーを引き込み、通信設備を整える作業のことです。

光回線の工事は、以下の流れで行われます。

1. 屋外から建物へ光ファイバーを引き込む
2. 光ファイバーを室内に導入する
3. 光コンセントを設置する
4. ONU(光回線終端装置)を設置する

工事には立ち会いが必要で、所要時間はおおよそ30〜90分程度です。ただし、配線方式によって、作業内容や時間が異なります。

詳しい工事の流れは、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

>>光回線の工事には立ち会いと穴開けが必要!内容や期間、費用を解説

光回線の工事が不要な2つのケース

光回線は基本的に開通工事が必要ですが、次の2つのケースでは工事不要で利用できる場合があります。

・光コンセント設置済みの物件の場合
・転用や事業者変更の場合

開通工事を省けるため、申し込みから利用を始めるまでの時間を短くできます。1つずつ詳しく見ていきましょう。

光コンセント設置済みの物件の場合

物件にすでに光コンセントが設置されている場合は、光ファイバーが室内まで引き込まれている可能性が高く、開通工事が不要となることがあります。

ただし、前の入居者が退去時に光ファイバーを撤去していたり、設備が劣化していたりすることもあり、必ずしもそのまま利用できるとは限りません。契約前には、光コンセントが正常に動作するかを回線業者や管理会社に確認しておきましょう。

光コンセントの位置や種類の確認方法は、以下の記事で解説しています。

>>光コンセントとは?どこにある?差し込み方やない場合の対処法を解説

転用や事業者変更の場合

現在利用している光回線と同じ設備を使う場合は、新たに工事をせずに乗り換えられる場合があります。フレッツ光から光コラボへ切り替えるケースを「転用」、光コラボ間で乗り換えるケースを「事業者変更」と呼びます。

既存の設備をそのまま利用できるため開通工事は不要ですが、契約情報の引き継ぎなどの事務手続きは必要です。ただし、転用や事業者変更が利用できるかどうかは、地域や契約内容によって異なるため、申し込み前に対象条件を確認しておきましょう。

光回線の工事が必要な2つのケース

光回線を契約する際は、基本的に工事を実施しなければなりません。

一般的には、主に以下のケースで工事が必要になります。

・光回線が未導入の物件の場合
・新規で光回線を導入する場合

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

光回線が未導入の物件の場合

新築の戸建て住宅など光回線が未導入の場合は、必ず開通工事が必要です。

また、マンションなどの集合住宅でも、建物全体に光回線が導入されていない場合は同様に工事が必要になります。共用部分まで光回線が引かれていても、自室内まで配線されていないケースもあり、その場合は室内まで光ファイバーを引き込む工事が必要です。

マンションなどを借りようとしている方は、物件の光回線の導入状況を大家さんや管理会社に確認しておきましょう。

新規で光回線を導入する場合

これまで利用したことのない光回線を契約する場合は、現在使用している回線とは別の設備を新たに引き込む必要があるため、基本的に開通工事が必要です。

具体的には、次のようなケースが該当します。

・フレッツ光・光コラボから独自回線への乗り換え
・独自回線からフレッツ光・光コラボへの乗り換え
・独自回線から別の独自回線への乗り換え

既存の配線をそのまま利用できない場合が多く、新たに光ファイバーを引き込む工事が必要です。

工事不要の光回線のメリット

工事が不要な光回線のメリットは、以下の3つです。

・すぐにインターネットを利用できる
・初期費用を抑えやすい
・利用の手間がかからない

それぞれ解説していきます。

すぐにインターネットを利用できる

工事不要の光回線は、開通工事を待つ必要がないため、申し込みから利用開始までの期間を比較的短くできます。

通常、光回線の工事には数週間以上かかりますが、工事不要の回線なら、機器の接続と設定が完了した時点ですぐにインターネットを利用できます。とくに、リモートワークやオンライン授業など、すぐに通信環境を整えたい方にとっては、待ち時間が短いのはメリットといえるでしょう。

初期費用を抑えやすい

工事不要の光回線は、開通工事が発生しないため、導入時の初期費用を抑えられます。

通常、光回線の工事費は15,000~40,000円ほどですが、その費用を節約できるのは魅力的です。できるだけコストを抑えたい方には工事不要の光回線がおすすめです。

光回線の開通工事にかかる費用の相場については、以下の記事で解説していますのでご覧ください。

>>光回線の開通工事にかかる費用は?工事が必要か確認する方法も紹介

利用の手間がかからない

工事不要の光回線は、専門業者の立ち会いや作業の必要がなく、自分のタイミングで機器を接続し、初期設定をするだけでインターネットを利用できます。配線作業や工事日程の調整の手間もかかりません。

また、退去時に壁や配線の原状回復を求められる心配も少なく、賃貸物件の場合でも安心して利用できます。

工事不要の光回線のデメリット

工事不要の光回線には、メリットだけでなく、注意すべきデメリットも存在します。

・条件が限定される
・通信品質が低くなる恐れがある

契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、あらかじめデメリットを理解しておきましょう。

条件が限定される

光回線は基本的に工事が必要なため、工事不要で利用できる物件の数は限られています。光コンセントが設置されている物件でも、配線や設備の状態によっては、再度工事が必要になる場合もあるでしょう。

「光回線の工事が不要だから」という理由だけで物件を選ぶと、後から結局工事が発生してしまうこともありえます。契約前には、回線設備の状態や提供エリアをしっかり確認して、後悔のない選択を心掛けましょう。

通信品質が低くなる恐れがある

工事不要の光回線は、利用できる回線方式や事業者が限られている場合があり、通信速度が遅くなる可能性があります。とくに、マンションなどで既存の電話線を利用する「VDSL方式」の場合、通信速度は最大100Mbps前後にとどまります。

光ファイバーを直接室内まで引き込む「光配線方式」と比べると通信速度が遅く、動画視聴やオンライン会議などで影響を感じることもあるでしょう。快適な通信を重視するなら、工事の有無だけでなく通信方式にも注意して選ぶことが重要です。

工事が必要な回線の注意点

工事が必要な光回線では、開通工事が完了するまでインターネットを利用できません。引っ越し直後や新生活のスタート時などにインターネットが使えないと困ることもあるため、事前に対策を考えておきましょう。

一時的な代替手段としては、コンセントに挿すだけで使える「ホームルーター」や、持ち運び可能な「モバイルルーター」がおすすめです。ただし、光回線の方が通信速度は安定しやすいため、あくまでつなぎとして活用しましょう。

光回線は工事が不要かどうかを確認したうえで契約をしよう

光回線は基本的に開通工事が必要ですが、物件の状況や契約内容によっては、工事不要で利用できます。

工事不要の光回線は、すぐに使える・初期費用を抑えられるといったメリットがありますが、利用できる条件が限られる場合や、通信品質が低下する可能性もあります。

光回線事業者との契約の前には、物件の設備や回線の対応状況をしっかり確認し、自分の利用目的に合った回線を選びましょう。

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