NURO光の工事の際に起きるトラブルの1つが「光ファイバーが配管を通らない」という状況です。
この記事では、光ファイバーが配管を通らなくなってしまう理由とその対処法について解説していきます。
無事に開通工事ができるか不安な方は、ぜひ参考にしてください。
NURO 光で配管が通らない理由
開通工事で光ファイバーが配管を通らない理由は様々ですが、一般的には以下のような事態が考えられます。
・配管内にハチの巣がある
・木の根が配管を圧迫している
・配管に土が詰まっている
・配管内に針金や糸が絡まっている
・配管自体の問題
・配管の出口周辺に障害物がある
1つずつ、確認していきましょう。
配管内にハチの巣がある
まれにハチが配管の中に巣を作っていることがあり、それが光ファイバーの通り道をふさいでしまっているケースがあります。
この状態では、配管内にスペースがなくなってまっているため、開通工事は行えません。
木の根が配管を圧迫している
自宅につながる配管が、木の根に圧迫されていても工事はできなくなってしまいます。
木の根に圧迫されると配管が潰れてしまうため、内部に光ファイバーを通すことができないからです。
配管に土が詰まっている
ハチの巣同様、配管内に土が詰まっているため光ファイバーを通すことができないパターンもあります。
配管内に針金や糸が絡まっている
配管内には呼び込み線と呼ばれる(針金や糸)があらかじめ入っているのですが、まれにそれらが内部で複雑に絡まってしまっていることがあります。
この場合、ケーブルを通すスペースの確保ができないため、工事を行うことができません。
また、配管の中にすでに他のケーブルが複雑に配線されているケースも、同様の理由で工事ができない場合があります。
配管自体の問題
配管のカーブが急すぎるケースや、配管が壁の中で外れてしまっているケースなど、配管自体に問題がある場合も光ファイバーを通すことができません。
配管の出口周辺に障害物がある
配管の出口や経由している壁が荷物等で埋まっていると、光ファイバーを通せないため工事を進めることができません。
それぞれのケースの対処法
ここからは、それぞれのケースに対する対処法を解説していきます。
配管内にハチの巣がある場合の対処法
配管内にハチの巣がある場合は、ハチの巣を取り除ければ工事を再開できます。まずは、専門の駆除業者に撤去してもらいましょう。
木の根が配管を圧迫している場合の対処法
木の根が配管を圧迫しているケースでは、今後、開通工事以外にも様々なケースで不便が出てくる可能性が高いです。
木を植え替えるなど根本的な方法を検討してください。木の根が無くなれば、工事をすることができます。
配管に土が詰まっている場合の対処法
配管内の土を取り除けば、工事が再開できます。こちらも、専門業者に依頼をして管内の清掃をしてもらってください。
配管内に針金や糸が絡まっている場合の対処法
このケースは厄介です。配線の間に光ファイバーケーブルを通すことが困難な場合は、開通をあきらめなければならない可能性も出てきます。
配管自体に問題がある場合の対処法
配管自体になんらかの問題がある場合も、工事は難しいです。特殊なケーブルを使用すれば工事可能なこともありますが、それはあくまでレアケースだと思ってください。
配管の出口周辺に障害物がある場合の対処法
配管出口周辺の障害物を取り除けばOKです。障害物がなくなれば、開通工事が行えます。
NURO 光は穴さえあけられれば開通可能
ここまで一般的なケースについて言及してきましたが、NURO 光なら仮に配管が使えないと場合でも開通できる可能性があります。
配管が使えないときに検討する方法は、以下の3つです。
・エアコンのダクトを利用
・電話線の通し穴を利用
・新しく穴を開ける
具体的な内容は、以下の通りです。
エアコンのダクトを利用
NURO 光の屋外工事では、エアコンのダクトを使って電柱から直接線を引くことが可能です。配管を利用する際と同じく、簡単に工事を進めることができます。
電話線の通し穴を利用
まれなケースですが、電話線の通し穴を利用してNURO 光を開通させることもあります。配管もエアコンダクトも利用できないときに検討される方法です。
新しく穴を開ける
配管もエアコンダクトも電話線も使えない場合は、外壁に穴を開けて電柱から直接光ファイバーを通すことも可能です。
賃貸物件の場合はオーナーの許可が必要ですが、許可が得られればこの方法で開通可能です。穴開け工事の際は、雨漏りしないように施工します。
オーナーに許可をもらうためのコツは、こちらの記事に記載しています。
>>NURO光を賃貸マンションで導入するときの大家さんから許可をもらうコツは?
オーナーに許可をもらう際に、「次に借りる人に『NURO 光回線を導入している物件である』とアピールできる」と言って説得した方もいらっしゃいます。
最終的な判断は実際に工事を行ってから
今回ご紹介したケースに当てはまらない場合でも、まれに工事を行えないことがあります。その家の状況ごとに異なるため、実際に現場が確認してから最終的な判断が下されます。
工事できない場合は「キャンセル扱い」
万が一、工事ができないケースの場合は、NURO 光を利用することはできません。その場合は、キャンセル扱いになりますので、ご安心ください。
まとめ
NURO 光の回線工事は、たとえ配管が利用できない場合でも、別の方法で工事を進めることが可能です。
NURO 光のご利用を検討中で配管が通るか不安な方は、まずは申し込みください。そのうえで、現地の状況を確認させていただきます。