光回線の工事の際、「穴あけ」を気にされる方は一定数いらっしゃいます。特に、賃貸物件の場合は管理会社や大家さんの許可取りが必要となるため、気にされる方が多いようです。
そこで、本記事では「穴あけ工事」の内容について詳しく解説します。
穴あけが「必要なケース」「不要なケース」をそれぞれ整理してお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
また、NURO 光では、光キャビネットの設置時にビス止めではなく両面テープでの対応も可能です。ご希望の場合は、その旨お伝えください。
目次
光回線の穴あけ工事とは?

| 穴あけ工事の種類 | 穴の大きさや数 |
| 光ファイバーケーブルを通すための工事 | 直径約1cmの穴を1つ |
| 光キャビネットを設置するための工事 | 直径3~4mm程度の穴を3つ |
光回線の穴あけ工事とは、一般的には「最寄りの電柱から屋内に光ファイバーケーブルを引き入れる際に壁に穴をあける作業」のことを指します。
光回線工事の際は、まず既存の電話線の配管やエアコンダクトから光ファイバーケーブルを引き入れができないかを調査。これが不可能な場合に限り、壁に穴を開ける選択肢が考慮されますが、実際に穴を開けるケースは多くありません。
その理由は、「既存のすき間を利用して光ファイバーケーブルを導入する」という方法がまず検討されるためです。
また、光ファイバーケーブルを室内に引き入れる以外に、光キャビネットと呼ばれる小さな白い箱を建物の壁に設置する必要があります。
この光キャビネットの設置時に、ビス止めのための穴あけが必要です。
穴あけの工事費用
光回線の穴あけ工事には費用がかかると思われがちですが、この工事は標準工事に含まれているため、基本的には追加料金は発生しません。
ただし、工事内容により追加費用が発生する可能性もあります。
一例になりますが、光電話を追加すると追加で1,000円~3,000円、光回線で地デジとBSを視聴する場合は追加で10,000円~30,000円かかります。
NURO 光はビス留めでなく両面テープ対応も可能
通常、光キャビネットを設置する際はビス留めを行います。そのため穴あけが必要となりますが、NURO 光は「両面テープでの固定」にも対応しています。
光キャビネット設置時に外壁にビス留めの穴をあけたくない方は、NURO 光にご相談ください。
光回線の工事で穴あけが必要なケース

光回線の開通工事において穴あけが必要となるのは、以下のようなケースです。
・電話線の配管やエアコンダクトから入線できない場合
・外壁に光キャビネットを取り付ける場合
・引留金具を取り付ける場合
上記3パターンはいずれも防水加工を実施し、撤去時には穴埋め作業も行います。
電話線の配管やエアコンダクトから入線できない場合
前述した通り、光回線の工事ではまず、電話線の配管やエアコンダクトから光ファイバーケーブルの入線が可能かどうかをチェックします。
配管やダクトが使用できない場合、または他の利用可能なすき間が存在しない場合に、壁に穴を開けるという処置が取られるという順番です。
なお、配管やダクトが利用できない場合の主な理由は、「配管内にスペースがない」「配管が長すぎてケーブルが届かない」といった内容になります。
外壁に光キャビネットを取り付ける場合
光キャビネットは、宅内工事の際に外壁に設置されます。
その安定した取り付けのためにはビス留めが必要となり、その結果として壁に直径3~4mmの穴を3か所開けることになります。
引留金具を取り付ける場合
電柱から引き込んだ光ファイバーケーブルを固定するためには、引留金具の取り付けが必要です。
この金具を設置する際にもビス留めが必要となり、その結果として壁に穴を開けることとなります。
なお、光キャビネットから室内への導入口までの距離によりますが、光ファイバーケーブルの固定は通常2~3か所で行われます。
光回線の工事で穴あけが不要なケース

以下のケースであれば、穴あけ工事は不要です。
・電話線の配管やエアコンダクトから入線できる場合
・マンションタイプが導入されている場合
・光回線の設備が残っている場合
・転用や事業者変更ができる場合
・光キャビネットの固定を両面テープで対応する場合
電話線の配管やエアコンダクトから入線できる場合
光回線を家庭内に引き込む際に、電話線の配管やエアコンダクトが利用できる場合は、光ファイバーケーブル引き込みのための穴あけ工事は不要です。
既存の配管を利用することには、次のような利点があります:
・配線を壁内に収納できるため部屋がすっきりする
・賃貸物件の場合に家主からの許可をもらいやすい
・光コンセントの位置を自由に選べる
しかし、エアコンダクトの利用には、「配線がむき出しになり、エアコンが設置されている部屋に光ファイバーケーブルの入線が限定されてしまう」というデメリットもあります。
マンションタイプが導入されている場合
マンションに既に光回線設備が導入されているケースでは、穴あけ工事は必要ありません。
このようなマンションは「マンションタイプ」と呼ばれ、光回線が共用部分まで開通しています。
その結果、個々の住戸で必要なのはONU(光回線終端装置)を設置するだけです。
光回線が自室まで開通している場合、ONUは郵送され、自分で設置するだけで光回線を利用開始できます。
光回線の設備が残っている場合
過去に使用していた光回線の設備が残っている場合も、新たな穴あけ工事は不要となります。残っている配線がそのまま利用可能であることが、このケースでの条件です。
特に、戸建ての住宅で光コンセントがすでに設置されている場合は、新たな工事を行わず、光回線の開通ができます。
光コンセントの概要や設置場所について、以下の記事を参考にしてください。
>>光コンセントとは?どこにある?差し込み方やない場合の対処法を解説
転用や事業者変更ができる場合
転用や事業者変更ができる場合も、穴あけ工事は必要がありません。
転用とはフレッツ光から光コラボレーションに変更、事業者変更とは光コラボレーションから光コラボレーション(もしくはフレッツ光)に変更することです。
上記のケースであれば、既存回線をそのまま流用できます。現在の契約先で転用承諾番号や事業変更承諾番号を取得して、乗り換え先に申し込みするだけです。
光キャビネットの固定を両面テープで対応する場合
一部の光回線事業者では、光キャビネットの設置やビス留めの代替として両面テープを使用します。
これは壁への穴あけを最小限に抑えるための対策で、特にNURO 光では強力な粘着力を持つ両面テープを用いることで、光キャビネットの取り付けを可能としています(ただし、引留め金具についてはビス留めのみ)。
強力な粘着力があり、通常の引っ張りやずらしの力では剥がれにくいため、壁にダメージを与えずに取り付け可能です。
ただし、表面がざらついている壁では剥がれやすいため、対応できない可能性もあります。外壁への穴あけを避けたい場合は、工事担当者に両面テープでの取り付けを依頼してください。
賃貸物件で穴あけ工事の可能性がある場合は工事許可が必要

マンションやアパートなどの賃貸物件で穴あけ工事が必要な場合、管理会社やオーナーに許可を取る必要があります。
工事当日にならないと具体的な穴あけ工事の有無が分かりませんので、賃貸物件に「戸建て向けプラン」を導入する際は一律で工事許可を得ておくと良いでしょう。
工事許可が取れていないと工事担当が作業できませんし、誤って許可なく工事を進めてしまうと、大きなトラブルに発展するリスクがあるため、注意してください。
また、申し込みから開通するまでに1か月半~2か月は通常かかります。
引越しなどの繁忙期だと2か月以上かかるケースもあるため、計画的に申し込みを行い、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。
光回線「NURO 光」では両面テープでも対応も可能

NURO 光では工事当日に希望を伝えれば、両面テープを使った対応をします。光キャビネットの固定に限った対応ではありますが、外壁への穴あけを回避したい方は、ぜひリクエストください。
光回線「NURO 光」がおすすめの理由

NURO 光は、以下の理由で多くの方にご利用いただいている光回線です。
・通信速度の速さ
・入会特典・セット割でお得
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通信速度の速さ
インターネットを快適に使う上で、特に重要なのが回線速度です。
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申し込み時の混雑状況によっては、開通工事の完了までに時間がかかってしまう場合があります。
NURO 光では、お申し込みされた方向けにレンタルWi-Fiを実施しています。
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お引越しなどで「ネットが使えない期間があると不安…」という方には便利なサービスですね。
まとめ
光回線の工事で穴あけが必要なケースと不要なケースは、以下の通りです。
〇穴あけが必要なケース
・電話線の配管やエアコンダクトから入線できない場合
・外壁に光キャビネットを取り付ける場合
・引留金具を取り付ける場合
〇穴あけが不要なケース
・電話線の配管やエアコンダクトから入線できる場合
・マンションタイプが導入されている場合
・光回線の設備が残っている場合
・転用や事業者変更ができる場合
・両面テープで対応する場合
NURO 光では、光キャビネット設置時に両面テープを使用した固定が可能です。外壁に傷を付けたくない方は、工事担当者にリクエストしてください。









