マンションで光回線を利用する場合、様々な条件によって選ぶべきプランも変わってきます。
戸建ての場合と異なり、回線選びや手順が複雑になりがちですが、しっかりと整理することでどんな手順で回線を申し込めばいいのかがわかりやすくなります。
お住まいのマンションは自身が契約したい光回線に対応しているか。対応していない場合はどうすればいいか、といった選択肢から、きになる工事の内容まで。
今回は、マンションで光回線を利用する場合に知っておきたいことを整理し、どのように考えればいいかについて解説していきたいと思います。
マンションで光回線を利用する際の手順を確認
まずは、マンションで光回線を利用する際の手順を確認しておきましょう。
大きく分けて、以下の2つのパターンで手順が異なります。
・契約したい光回線が決まっている場合
・契約したい光回線が決まっていない場合
それぞれ、順番に解説していきたいと思います。
契約したい光回線が決まっている場合の手順
もしも契約したい光回線の会社が決まっている場合は、以下の手順で手続きを進めればOKです。
①契約したい光回線がマンションに導入されているかを調べる
②申し込み
③工事
④開通
契約したい光回線がマンションに導入されているかを調べる
まずは、契約したい光回線がお住まいのマンションに導入されているかどうかを調べましょう。
その際のポイントは、「契約したい光回線各社のHPで用意されている、対応マンションの検索ページ」からリサーチが可能をすること。
マンション入居時に「光回線導入済み」という情報を得ていても、その回線が契約したい光回線と同じだとは限りません。光回線導入済みのマンションかどうかが重要なのではなく、自分が契約したい回線が導入されているかどうかが重要です。
NURO 光の設備対応マンションに関しては、こちらから検索することができます。
導入されている場合
光回線各社のHPで「導入済み」という結果が出た場合、マンションへの導入度合いは以下の2つのパターンのいずれかです。
・契約したい光回線がマンション共有部まで導入されている
・契約したい光回線が部屋まで導入されている
これらの場合、すでに「契約したい光回線がマンションに導入されている」状態のため、その会社の「マンション向けプラン」を利用することができます。
各光回線のマンション向けプランの特徴は?
マンション向けプランとは、光回線各社が用意している集合住宅向けのプランのことです。
光回線を複数のマンション入居者で共有するため、一般的な戸建て世帯で契約する場合に比べて料金が安くなるのが大きな特徴。
「NURO 光 for マンション」の特徴
NURO 光でも、マンション向けのプランを用意しています。
NURO 光forマンション | |
条件 | NUROの設備が導入済みのマンション |
速度 | 下り最大 2 Gbps / 上り最大 1 Gbps |
承諾 | 代理店にて、建物のオーナー様や管理組合などの承諾を得る |
月額料金(税込) | 2,090円~2,750円 |
※M2Tプランの場合
月額料金はマンション内の利用世帯によって下記の様に変動しますが、10人以上利用者がいる場合は1,900円で利用できるため、非常に魅力的なプランです。
加入者 | 月額料金 |
6人以下 | 2,750円 |
7人 | 2,640円 |
8人 | 2,530円 |
9人 | 2,420円 |
10人以上 | 2,090円 |
※M2Tプランの場合
下り最大2Gbpsの回線を利用するため、マンション向けプランでありながら高速のインターネットを体験できます。
>>マンション向けプラン「NURO 光 for マンション」の詳細はこちら
2Gbpsの通信速度について ※「2Gbps」という通信速度は、ネットワークから宅内終端装置へ提供する技術規格上の下りの最大速度です。お客さまが使用する個々の端末機器までの通信速度を示すものではありません。 ※端末機器1台における技術規格上利用可能な最大通信速度は、有線接続(1000BASE-T 1ポート・カテゴリ5e以上のLANケーブル利用)時で概ね1Gbps、無線接続時で概ね1.3Gbpsです。(IEEE802.11acの場合の速度です。弊社が設置する宅内終端装置の機種により対応していない場合があります。) ※速度は、お客さまのご利用環境(端末機器の仕様等)や回線混雑状況等により、低下する場合があります。導入されていない場合①戸建てプランの導入が可能か確認する
お住まいのマンションに契約したい光回線が導入されておらず、それでもその会社の回線を使いたい場合は、その会社の戸建て向けのプランがマンションで利用できないかを確認しましょう。
戸建てプランの特徴は?
戸建て向けのプランを利用する場合は、基本的に他の入居者と回線を共有するのではなく、自分の部屋に直接外から光回線を引く形式をとります。
したがって、複数人と共有する前提のマンション向けプランと比較すると料金はどうしても割高になってしまいます。
また、注意点としてすべての会社の戸建て向けプランがマンションでも利用できるとは限らないため、契約したい光回線の会社が、マンションにおける戸建て向けプランの利用に対応しているかどうかを、確認しておきましょう。
NURO 光ならマンションでも戸建て向けプランの利用が可能!
NURO 光がマンションのインターネットにおすすめな理由の一つが、戸建て向けプランでの利用ができることです。
「NURO 光 for マンション」の様に特別な設備は必要なく、アパート・マンションといったすべての集合住宅で利用が可能。
以前は7階建て以下の集合住宅でのみ戸建て向けプランの適用が可能でしたが、2019年1月からは階数制限が撤廃され、8階建て以上の高層マンションでも利用できるようになりました。
その内容は、以下のとおりです。
戸建て向けプラン | |
条件 | NUROの設備が未導入のアパート・マンション |
速度 | 下り最大 2 Gbps / 上り最大 1 Gbps |
承諾 | 自身で建物のオーナー様に承諾を得る必要がある ※40戸以上の建物の場合、NURO側で承諾を行いますので、申込者は自発的に活動しなくてOK |
月額料金(税込) | 5,200円(3年契約)、5,700円(2年契約) |
マンション向けプランに比べると月額料金は割高になりますが、この料金には「回線利用料」「プロバイダ料金」「無線LAN」「セキュリティサービス」のすべてが含まれています。(セキュリティサービスが含まれるのは2年契約プランのみ)
また、キャッシュバックなどの特典も充実していますので、申し込み時はぜひ最新の特典・キャンペーンをご確認ください。
>>NURO 光の戸建プランの特典・キャンペーンはこちらから
個別の契約となるため、1世帯のみでも利用が可能。
ただし、利用の際はNURO 光の下記エリア内の物件であることが条件です。お住まいの物件が、NURO 光の対応エリアにあるかどうかは、下記のページから確認してください。
導入されていない場合②マンションに導入されている光回線を契約する
契約したい光回線の戸建て向けプランがマンションでは利用できない場合、そのマンションに導入されている光回線がある場合はその回線を利用しましょう。
もしも、マンション自体に最初から導入されている光回線が無い場合は、マンションでも利用可能な個別プランを用意している光回線を選ぶとよいでしょう。
NURO 光のエリア内であれば、ぜひ一度NURO 光を検討してみてください。
契約したい光回線が決まっていない場合の手順
契約したい光回線が決まっていないなら、最初からマンションに導入されている光回線の会社と契約するのが一番楽な方法です。
ただし、先述したようにそもそもマンションに光回線が導入されていない場合は、マンションであっても戸建て向けプランが契約可能な光回線を選びましょう。
マンションで光回線を利用する際の工事について
マンションで光回線を利用する際、気になるのは工事のことでないでしょうか。
ここからは、以下の3つのパターンに分けて工事の必要性とその内容について解説していきたいと思います。
自室まで光回線の配線が終了している場合
自室まで配線が完了している場合は、工事の必要はありません。大家さんに使用の許可をとり、光回線とプロバイダに申し込むだけで、すぐにインターネットが利用できます。
共用部分まで光回線の配線が終了している場合
契約したい回線がマンションの共用部分まで届いている場合は、共有部分から自室までの配線工事をする必要があります。
工事自体は1時間程度で完了しますが、混雑状況などにより工事までの時間がかかってしまうこともあります。
戸建て向けプランを申し込む場合
一番大掛かりな工事を必要とするのがこのパターンです。
回線を外から直接部屋まで引っ張ってくる必要があるため、工事の完了まで時間がかかり、場合によっては数か月ほど時間を要することも。
工事の過程で壁に穴を開ける必要なども出てくるため、大家さんの許可を取る必要もあります。
マンションやアパートといった賃貸向け物件でインターネット工事をする際の注意点などは、別の記事でまとめていきたいと思います。
まとめ
光回線をマンションで利用する際は、いろいろなことを整理して考える必要があります。
また、何を優先するべきかで、取るべき選択肢も変わってきます。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、ご自身に合った光回線を見つけてください。