
電気の契約アンペア数を下げれば、それだけ電気代の基本料金は下がります。
ただし、必要なアンペア数はお住まいの建物や電化製品の使い方によって異なるのも事実。必要以上に低いアンペアで契約してしまうと、頻繁にブレーカーが落ちてしまうなどの不具合が生じるため、注意が必要です。
この記事では、一人暮らしに最適なアンペア数や平均的な電気代について解説していきます。電気代を節約したい一人暮らしの方は、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしの電気代は平均いくら?

総務省統計局の「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」のデータによると、一人暮らし(34歳以下)の家計における月額電気代の平均は、2,723円とのことでした。
季節別の平均は、以下の通りです。
- 1~3月:3,395円
- 4~6月:2,341円
- 7~9月:2,452円
- 10~12月:2,704円
夏場よりも、冬場の電気代が高くなる傾向にあります。
出典:「家計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)
一人暮らしに最適なアンペア数は?

現在の電気代は、上記でご紹介した平均値と比べて高いでしょうか?それとも、安いでしょうか?
同じ一人暮らしであっても、電化製品の使い方はもちろん、契約アンペア数の違いによって人によって毎月の電気代に大きな違いが出ます。
契約アンペア数が大きいほど、基本料金が高くなるためです。
一般的に、一人暮らしの多くの方は20~30アンペアで契約していると言われています。電気代の節約を意識している方であれば20アンペア契約でも十分暮らせますが、「コンロがIH」「部屋がオール電化」という場合は20アンペアでは足りないでしょう。
コンロがIHであれば30アンペアの契約がおすすめですし、オール電化の部屋に住んでいるのであれば40アンペアでの契約が安心です。
アンペアとは?
そもそも、アンペアとは何を意味する言葉なのでしょうか。
アンペアが意味するのは、「電化製品を使う時に必要な電力のこと」です。そして、契約アンペア数によって同時に使用できる電気の合計量が決まります。
例えば、20アンペアの契約の場合、同時に使用できる電気量の上限が20アンペアになるということです。
家電ごとの消費電力の目安は、以下の表をご覧ください。ご使用の機種によって消費電力は異なります。
| テレビ | 2〜5アンペア |
| 冷蔵庫 | 4アンペア |
| 電子レンジ | 13〜15アンペア |
| ドライヤー | 12アンペア |
20アンペアで契約している場合、5アンペアのテレビと15アンペアの電子レンジを同時に使用可能ですが、15アンペアの電子レンジと12アンペアのドライヤーを同時に使用するとブレーカーが落ちてしまいます。
厳密な数値というわけではありませんが、100W=1アンペアと考えると、その家電にどれくらいの電力がかかるのかの目安を知ることができます。
電気代の計算方法

電気代は、以下の計算式で求めることができます。
①基本料金+②電力量料金×電気使用量±③燃料費調整額+④再生可能エネルギー発電促進賦課金
詳細は、こちらの記事をご覧ください。
電気代の計算方法とは?電気代が決まる仕組みや節約方法まで解説東京電力の従量電灯Bの場合、契約アンペア数(10~60アンペア)によって基本料金が変わり、別のプランが適用されます。
アンペア数別の基本料金
東京電力の従来電灯Bのアンペアごとの月額料金は、以下の表をご覧ください。
【従量電灯B】
| 10A | 1契約 | 286円00銭 |
| 15A | 〃 | 429円00銭 |
| 20A | 〃 | 572円00銭 |
| 30A | 〃 | 858円00銭 |
| 40A | 〃 | 1,144円00銭 |
| 50A | 〃 | 1,430円00銭 |
| 60A | 〃 | 1,716円00銭 |
同時に使用する電化製品が多ければ多いほど、必要なアンペア数は増加します。少しでも契約アンペア数を下げて電気代を節約したい方は、できるだけタイミングをずらすなど、電化製品の使い方を工夫しましょう。
電力量料金とは?
電力量料金とは、使用した電気の量に応じて定められる電気の単価です。電気の使用(使用KWh数)に合わせて3段階に変化します。
| 電力量料金 | 単位 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 最初の120kWhまで (第1段階料金) |
1kWh | 19円88銭 |
| 120kWhをこえ300kWhまで (第2段階料金) |
〃 | 26円48銭 |
| 上記超過 (第3段階料金) |
〃 | 30円57銭 |
電力量料金は、契約アンペア数に関係なく決まります。そのため、いくら低いアンペア数で契約してもたくさん電気を消費すると、当然その月の電気代は高額になります。
「アンペア数は同時に利用できる電気量の上限」であり、「電力量料金×電気使用量は使用した分の従量課金分」と認識しておきましょう。
電気代節約のためには、「同時に利用する電化製品の数を減らして契約アンペア数を下げ、電力消費量そのものも抑える」といった2つの視点が必要となります。
アンペア数の変更方法

契約アンペアの変更方法は、以下の2通りです。
- アンペアの制限がないプランに乗り換える
- 現在のプランのままでアンペア数を変更する
いずれの場合も、ご自身で電力会社に変更を依頼する必要があります。また、変更は1年単位でしかできませんのでご注意ください。
アンペアの変更にあたっては、大家さんや管理会社に連絡を入れましょう。報告の義務があるわけではありませんが、アパートやマンションによってはアンペアの変更ができないケースもあるため、一度確認することをおすすめします。
電気代の節約方法
電気代の節約方法の基本は3つです。
- こまめに電気を消す
- 待機電力をカット
- 節電タップなどを利用する
使用していない家電の電源はコードから切ることを徹底したり、節電のために節電タップをしようしたりするとよいでしょう。
具体的な方法は以下の記事で紹介していますので、併せて参考にしてください。
電気代を節約する方法を徹底解説 | 冷房・暖房器具、照明の使い方は? 節電タップの仕組みと効果を解説|注意すべきデメリットとは?光回線とセットの電気プランで家計の節約を

根本的に家計を節約したいという方は、光回線業者が提供する電気プランへの乗り換えをおすすめします。
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まとめ
一人暮らしにおすすめの契約アンペア数は、20~30アンペアです。
少しでも節約したい方は、同時に使用する電化製品が少なくなるよう工夫をして、さらにアンペア数を抑えても良いでしょう。逆に、部屋のコンロがIH、もしくはオール電化の場合は、30~40アンペアの契約でないとブレーカーが落ちるなどのトラブルが発生するかもしれません。
ご自身の生活スタイルや部屋の状況に応じた適切なアンペア数となっているか、ぜひ契約内容を見直してみてください。
