持ち運び・ポケット型Wi-Fiはデメリットだらけ?特徴とメリットも解説

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ポケット型Wi-Fiは持ち運びができる便利なWi-Fiルーターです。しかし、「ポケット型Wi-Fiはデメリットだらけ」という意見を目にしたことがある方も中にはいるのではないでしょうか。

本記事では、ポケット型Wi-Fiのメリット・デメリットについて解説します。ポケット型Wi-Fiがおすすめな方の特徴もご紹介しますので、契約を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

持ち運びできるWi-Fi・ポケット型Wi-Fiとは?

「ポケット型Wi-Fi」とは、持ち運び可能なWi-Fiルーターのことです。ホームルーターや固定回線のWi-Fiとは異なり、外出先でもパソコンやスマホをWi-Fiに接続できるのが魅力です。

ポケット型Wi-Fiは、基地局から発信される電波を受信してインターネットに接続できる仕組みとなっています。スマホと同じように3Gや4Gなどの移動通信システムが利用されており、近年では5Gに対応したポケット型Wi-Fiも登場しています。

持ち運びできるWi-Fi・ポケット型Wi-Fiのデメリット


「ポケット型Wi-Fiはデメリットだらけ」という意見がありますが、実際にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。ポケット型Wi-Fiの主なデメリットは以下の5つです。

光回線などに比べて通信が不安定になりやすい
通信速度が安定しないことがある
通信制限がかかるケースがある
充電が必要になる
大人数での大容量通信には向いていない

それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。

光回線などに比べて通信が不安定になりやすい

ポケット型Wi-Fiは、光回線などの固定回線に比べて通信が不安定になりやすい回線です。光ファイバーやLANケーブルで接続される有線の回線とは違い、ポケット型Wi-Fiは電波による無線で接続されているため、回線の提供エリア内であっても周辺環境によっては繋がりにくくなることがあります。

特に地下や屋内など電波が遮られる場所や、他の家電製品に近く電波干渉が起こる可能性がある場所では通信が不安定になりやすいため、利用する場所や周辺環境に注意しなければなりません。

通信速度が安定しないことがある

光回線などと比較すると、ポケット型Wi-Fiの通信速度は速くはありません。外的な要因の影響を比較的受けにくい光回線に対し、無線を利用したポケット型Wi-Fiは、天候や遮蔽物の影響で電波が弱まり、速度が低下することがあります。

ポケット型Wi-Fiは速度が不安定になることがあるため、高速な通信が求められるオンラインゲームや動画配信といった用途にはあまり向いていません。ポケット型Wi-Fiの速度が遅い理由や対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。

>>ポケット型Wi-Fiが遅い・繋がらないのはなぜ?原因と対処法を解説

通信制限がかかるケースがある

回線事業者や契約プランによって異なるものの、ポケット型Wi-Fiには通信制限がかかることがあります。データ容量を消費しすぎると通信速度が大きく低下してしまうため、注意が必要です。

容量無制限のプランを用意している事業者もありますが、完全無制限ではなく例外的に通信制限がかかるケースがあります。例えば、3日で10GB以上といった大容量の通信を行った場合に通信速度が制限されてしまうことがあります。

ポケット型Wi-Fiに通信制限がかかる原因や回避方法については、下記の記事も参考にしてみてください。

>>モバイルWi-Fiルーターの通信制限がかかる原因と回避方法を解説

充電が必要になる

コンセントに繋いでおけば利用できるホームルーターなどとは違い、ポケット型Wi-Fiは持ち運びのために充電する必要があります。機種によって差はありますが、一般的なポケット型Wi-Fiであれば、およそ10時間前後は連続して利用できます。

外出時にバッテリーが切れてしまうと接続できなくなってしまうため、定期的に充電しながら利用しなければなりません。

大人数での大容量通信には向いていない

ポケット型Wi-Fiは、複数の端末による大容量の通信にはあまり向いていません。一台のポケット型Wi-Fiに複数の端末を接続すると通信が集中するため、回線が混雑してしまい、速度や安定性の低下につながる可能性があります。

ポケット型Wi-Fiしかインターネットに接続する手段がない場合、本体を持って外出してしまうと、自宅ではWi-Fiが利用できなくなってしまいます。ご家族での利用を予定している場合は、光回線やホームルーターの契約もあわせて検討しましょう。

持ち運びできるWi-Fi・ポケット型Wi-Fiのメリット


「デメリットだらけ」と言われるポケット型Wi-Fiですが、以下のようなメリットもあります。

工事不要ですぐに使える
外出先でも利用できる
月額料金が比較的リーズナブル

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

工事不要ですぐに使える

ポケット型Wi-Fiは工事不要でインターネットに接続できるため、本体が届けばすぐに使い始められます。光回線などの固定回線の場合、インターネットに接続するために開通工事が必要なため、タイミングによっては申し込みから使い始めるまで数か月程度かかることもあります。

引越しや急なリモートワークなどのために、できるだけすぐにWi-Fi環境を整える必要がある方は、ポケット型Wi-Fiの契約も検討してみましょう。

外出先でも利用できる

ホームルーターや光回線とは異なり、ポケット型Wi-Fiは本体も小さく持ち運びができるため、回線の提供エリア内であれば外出先でも利用できるのが大きなメリットです。カフェなど外出先で仕事をする方や、移動時間にタブレットで動画を見たい方など、家の外でも頻繁にインターネットを利用する方に向いています。スマホのデータ容量をできるだけ節約したい方にもおすすめです。

月額料金が比較的リーズナブル

ポケット型Wi-Fiは光回線に比べると月額基本料金が比較的リーズナブルな回線です。光回線・ホームルーター・ポケット型Wi-Fiそれぞれの月額基本料金の相場は下記の通りです。

回線の種類 月額基本料金の相場
光回線(戸建てプラン) 4,000~6,000円
光回線(マンションプラン) 3,000~5,000円
ホームルーター 3,000~4,500円
ポケット型Wi-Fi 4,000〜5,000円

通信の速度や安定性には不安がありますが、その分できるだけコストをおさえたい方に向いている回線です。

持ち運びできるWi-Fi・ポケット型Wi-Fiのユーザーの声

ポケット型Wi-Fiのユーザーを対象にアンケートを実施しました。

【アンケート概要】
調査時期:2024年6月26日~2024年7月1日
回答数:149件
調査手法:インターネット調査
調査対象:ポケット型Wi-Fiを利用したことがある方
調査実施:インターネットリサーチ会社

ポケット型Wi-Fiの満足度

「ポケット型Wi-Fiの満足度」について質問しました。

80%以上のユーザーが「満足」「やや満足」を選択しています。「デメリットだらけ」という意見とは反対に、多くのユーザーがポケット型Wi-Fiに一定の満足感を持っていることが分かりました。

ポケット型Wi-Fiからの乗り換え経験

ポケット型Wi-Fiから他の回線へと乗り換えた経験があるユーザー77人に、ポケット型Wi-Fiから乗り換えた回線の種類を質問しました。回答者数が限られるため、あくまでも参考としてご覧ください。

<ポケット型Wi-Fiからの乗り換え先>

回答 割合
光回線 79.2%
ホームルーター 18.2%
その他 2.6%

乗り換え経験のあるユーザーのうち、80%近いユーザーがポケット型Wi-Fiから光回線へと乗り換えています。

ポケット型Wi-Fiから乗り換えた回線の良かった点・悪かった点

乗り換え経験のあるユーザー77人に対し、ポケット型Wi-Fiと比較した場合の、乗り換え後の回線の良かった点・悪かった点について質問しました。

<ポケット型Wi-Fiと比較して、乗り換え後の回線の良かった点>(複数回答)

回答 割合
回線速度が速かった 67.5%
回線が安定していた 64.9%
接続できる端末の数が増えた 22.1%
工事や手続きが簡単だった 15.6%
サポートが充実していた 14.3%
料金が安かった 10.4%
オプションを利用できた 6.5%
特にない 1.3%
その他 1.3%

<ポケット型Wi-Fiと比較して、乗り換え後の回線の悪かった点・困った点>(複数回答)

回答 割合
月額料金が高かった 40.3%
持ち運びできないのが不便だった 37.7%
工事や手続きに手間がかかった 23.4%
特にない 16.9%
回線が安定しなかった 3.9%
回線速度が遅かった 2.6%
電波が届かない場所があった 2.6%
サポートが不十分だった 2.6%

ポケット型Wi-Fiと比べ、回線速度の速さや安定性の高さに満足しているユーザーが多いことが分かります。反対に、持ち運びできる点や月額料金の安さといった、ポケット型Wi-Fiのメリットを再評価するユーザーも一定数見られました。

持ち運びできるWi-Fi・ポケット型Wi-Fiがおすすめな人の特徴

ポケット型Wi-Fiにはデメリットだけでなくメリットもあるため、使い方次第で快適にインターネットを利用できます。以下の特徴が当てはまる方には、ポケット型Wi-Fiがおすすめです。

外出先でのインターネット利用が多い
自宅でほとんどインターネットを利用しない
できるだけ通信費をおさえたい

自宅よりも外出先でインターネットを頻繁に使う方であれば、ポケット型Wi-Fiのご利用がおすすめです。光回線よりも月額基本料金が安いことが多いため、通信費をおさえたい方にも向いています。

持ち運びできるWi-Fi・ポケット型Wi-Fi以外の通信手段

ポケット型Wi-Fi以外の主な通信手段として、光回線やホームルーターなどがあります。光回線・ホームルーターそれぞれの特徴は下記の通りです。

回線の種類 メリット デメリット
光回線 ・高速かつ大容量の通信が可能
・通信が安定している
・基本的に開通工事が必要
・外出先で利用できない
ホームルーター ・工事不要で利用が可能 ・通信制限がかかる場合がある
・置き場所によって電波が入りにくくなる
・外出先で利用できない

光回線とホームルーターは持ち運びできないタイプの回線ですが、ポケット型Wi-Fiよりも速度や安定性に優れています。Wi-Fiの乗り換えを検討している方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

>>Wi-Fiの乗り換え方法は?タイミングから選び方・手順まで解説

持ち運びできるWi-Fi・ポケット型Wi-Fiはデメリットを考慮した検討を推奨

ポケット型Wi-Fiを利用する際は、速度や安定性の観点で注意が必要です。「デメリットだらけ」という意見もありますが、ポケット型Wi-Fiには、持ち運びが可能で月額基本料金が安いことが多いといったメリットもあるため、用途次第では有効に利用できます。

自宅のWi-Fi環境を整えたい時は、ポケット型Wi-Fiだけでなく、ホームルーターや光回線も選択肢に入れて検討しましょう。特に回線品質を重視したい方には、光回線がおすすめです。

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